江戸時代の日本に衝撃を与えた、ペリーの黒船来航(1853年)。ですが、その数百年前、室町時代にも“黒船来航”は起きていたといわれています。一体、どういうことなのか、今回は黒船に関する雑学をご紹介します。
黒船は、ペリーの数百年前から日本に来ていた
黒船という言葉は、船体が黒いことに由来。木造船なのですが、防腐などの目的でコールタールで作った塗料を使っていたため、黒くなっていたそうです。
このように黒い塗料を使用した船自体はペリー以前にも日本を訪れており、もともとは「黒船=欧米の艦船の総称」だったとか。例えば、狩野内膳(1570年〜1616年)の「南蛮屏風」にも真っ黒な西洋式の船が描かれています。

スペイン、ポルトガルとの交易を描いた南蛮屏風にも、真っ黒な船が出てきます
その後、「黒船=ペリーの艦隊」という図式が広まったのは、ペリーの艦隊が色とは別の点で衝撃的だったためでしょう。艦隊4隻のうち、2つは蒸気船で、これは当時の日本にとって新しい動力。そのうえ、ペリーが乗っていたサスケハナ号は、日本の船よりもはるかに大きかったといいます。
黒船来航の約10年後、1865年には佐賀藩による日本初の実用蒸気船「凌風丸」が竣工。アヘン戦争(1840年)でイギリスが清に勝利したことに危機感を覚え、欧米列強に負けまいと洋式艦船の整備を進めていたそうです。ちなみに、絵に描かれた「凌風丸」を見るとやはり黒くなっています。

1860年代の日本の船(弁才船)

ペリーを乗せて、日本にやってきたサスケハナ号

凌風丸を描いた鍋島直映の絵画
参考
- ペリーの黒船(横須賀市)
他にもある! こんな雑学
- 「マンガで雑学」記事一覧







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