※記事で紹介しているのはあくまで投稿者のケースであり、駆除料金は状況によって異なります。
Twitterに投稿された漫画、「ベランダに突如現れた卵の話」が注目を集めています。ベランダに産卵したハトが居着き、困った末に業者に頼んで駆除した(追い払った)という経験談。それには、やむにやまれぬ事情がありました。
予想外に大変なようです

投稿主のつきん(@tukin_art)さんが洗濯物を取り込み、古い植木鉢にふと目をやったときのこと。中に残っていた土の上に、白い卵が2つ乗っていました。表面がテカテカしていて新しそうです。産みたて!?

そういえば2週間ほど前から、2羽のハトが遊びに来ていたと気付いた投稿主は、卵の親がそのハトだと察します。どう対応したものかとスマホで検索していると、バサバサと羽音が。親鳥が卵を温めるためにやってきたのでした。このままだとベランダが巣にされてしまいそうです。

検索を続けると、鳴き声による騒音やフンによる悪臭や害虫の発生など、ハトによる被害の事例がズラズラと。しかし迷惑だからといって、自分で駆除するわけにもいきません。というのも、自治体に無断で駆除すると鳥獣保護法に違反し、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されるとの情報も出てきたからです。
ヒナが巣立ったあとで巣を撤去する手もあったのですが、その場合は1カ月ほどガマンしなくてはなりません。つきんさんは被害の重さを考え、業者に駆除を頼むと決めました。ちなみに料金は2万円だったとのこと。けっこうかかるんですね……。

業者は役所の認可の下に駆除へ及び、ハトは移して卵を回収しました。継続的に温められていなかったため、既に卵は死んでいたそうです。そして、巣とされた植木鉢などの不要品を捨て、ベランダをきれいに洗浄。業者が言うには、一度巣を作ると何度も産みに来るので、清潔にしておくのが一番の対策なのだそうです。

つきんさんは、「勝手に住み着かれて、なぜ人間がお金をかけて出て行ってもらわなければならないのか」と追記。それでも「自然界にもう安全に巣を作りヒナを育てられる場所がないんでしょうね」と、複雑な思いを述べています。
ツイートには似たようなトラブルに遭ったとの報告が少なからずあり、「対応の参考になった」と感謝の声が。また、「ハトがベランダを観察していたら、巣を作られる前に視線を送って人間のテリトリーだと認識させる」「ヘビやワシなどの天敵を模したオブジェを置く」といった、対策がうまくいったケースも寄せられています。
編集部がハト害対策業者の日本鳩対策センターに確認したところ、「勝手にハトの卵を処分するのは鳥獣保護法違反」は、やはり事実とのこと。場所が私有地か否かにかかわらず、捨てる・移動させる・つぶすなどの行為は処分の対象となるそうです。
卵を産みつけられてしまった場合はどうすればいいかと聞くと、「卵がかえるのを待つしかない」との回答。卵がある状態では防鳥ネットを張るのも許されず、行政が処分の許可を出さない限り、業者も何もできないそうです。なお、ふ化を待つ場合は、家主の衛生環境に影響が出るので、フンの掃除は必須。「巣立ったあとはベランダにネットをかけて、再度入られないように」とのことでした。
画像提供:つきん(@tukin_art)さん
2023年5月19日:タイトルと記載を一部変更しました
(沓澤真二)
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