植物がほとんど生育しない砂漠。降水量が多く、水資源が比較的豊かな日本で暮らしていると、目にする機会はほとんどありません。しかし、国土地理院が制作している地図を見ると、国内にも1カ所だけ砂漠があるとか。
今回は東京都にある「裏砂漠」の雑学をご紹介します。

解説
“東京都の砂漠”があるのは都心部ではなく、離島の伊豆大島。島中央にある三原山の東側に位置し、「裏砂漠」と呼ばれています。ここは国土地理院による地図上で、「砂漠」と表記されている日本で唯一の場所なのだとか。Googleマップ上でも、植物がまばらで、黒い地面がむき出しになっていることが確認できます。
このような景観が生まれた原因は、三原山の火山活動。伊豆大島の風向きは安定しており、北東、西南西の風が多いのですが、その風下にあたる地域では、種子が定着しにくかったり、有毒なガスを含む噴煙が流れてきたりするため、植物が育ちにくいのだといいます。

国土地理院の地図を見ると、三原山の東側に「裏砂漠」。ここでは表示されていませんが、山の西側(つまり、裏砂漠の反対側)には「表砂漠」と呼ばれるエリアがあります

実際に歩くと、こんな感じ(伊豆大島ジオパーク・データミュージアムより)
火山活動と深い関わりを持つ裏砂漠。観光地や映画やドラマなどのロケ地として利用されてきた歴史があるのですが、幸か不幸か、1986年以降、三原山の火山活動が鳴りを潜めているため、近年は“緑化”が進行しているそうです。
おまけマンガ




主要参考文献
- 櫛形山からの展望-裏砂漠(伊豆大島ジオパーク・データミュージアム)
- 地理院地図(国土地理院)
他にもある! こんな雑学
- 「マンガで雑学」記事一覧







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