近年のコミケには3日間で3万以上のサークルが参加し、来場者数は50万人以上にも上ります。大勢が集まるため往来も激しく、サークルとしては出展場所がもとでトラブルに見舞われることも。そんな体験を描いた「コミケにて列のできるサークルの隣になったサークルの話」が、Twitterで共感を呼んでいます。

投稿主の真紗弥光一(@masatoki02)さんが、2017年の冬コミにサークルとして参加したときのこと。開場してまもなく、目の前に行列による「人の壁」ができていました。気付いたときは、嫌な予感しかしなかったといいます。

行列の元は、隣のサークルを訪れた参加者たち。並ぶ人が多かったため、列は途中でL字状に折れ曲がり、真紗弥さんの目の前を完全にふさいでいました。このため、列の外側を歩く参加者からは、真紗弥さんのいる島が視界に入りません。反対側から来た参加者も、人波に突き当たると行き止まりだと思い、島から離れていきます。このように、真紗弥さんのサークルへまったく人が近寄らない状況が、40分は続いたといいます。

その後運営スタッフが状況に気付き、列を分断する対応をとってくれました。壁がなくなったわけではないものの、いくらかの人は真紗弥さんのサークルを訪ねてくれたそうです。
ところが、今度は列に余裕ができたのがきっかけで、行列以外の人が隣のサークルのお品書きを見るために集まり、真紗弥さんのスペースまで流れ込んできてしまいました。

結局、いかんともしがたい状況は隣のサークルの頒布が落ち着くまで続きました。真紗弥さんはそのときを思い出すとむなしさや悲しさがこみ上げるといいます。とはいえ、どのような行動をとれば良かったのかも分からなかったため、せめてこういった事態があることを、「列のできるサークルも、その隣になったサークルも覚えていてほしい」と述べています。

「お互いが険悪な雰囲気にならずコミケを楽しめればな」と締めくくられたツイートには、「よくある事態」との賛意が多数。似た経験を持つ人から報告も多く、隣の列が自分のサークルのほうへはみ出すだけでなく、隣のサークルのスタッフまで寄ってきたケースもありました。
「列の整理は各サークルの責任なので、まず隣のサークルに抗議を」とのアドバイスも。そのうえで、余裕があれば自分も手伝う手もあるそうです。ほかにも、「隣の行列に自分の作品を売り込む」「第三者である運営スタッフに仲裁を頼む」「開場前に隣とコミュニケーションをとり、困ったときにお願いしやすいよう関係性を作っておく」といった案が寄せられました。いずれにせよ勇気は必要になりますが、参加者みんなが気配りをして、気持ちよく楽しめるようにできるといいですね。
画像提供:真紗弥光一(@masatoki02)さん
(沓澤真二)
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