英国の高級車ブランド・ジャガーが、1960年代の名車「ジャガー・Eタイプ」のパワートレインを100%電動化したコンセプトカー「E-TYPE ZERO」を市販することに決めたと発表しました。


E-TYPE ZEROは2017年9月、ジャガー・ランドローバーグループ主催のイベント「Tech Fest 2017」で公開したコンセプトモデルでしたが、多くの反響と高い評価があり、また同社が推進する電動化施策の方針に合致することから正式に市販化を決定。同社のヘリテージ部門ジャガー・クラシックのレストア技術と最新型のEV車種「I-PACE」の技術を融合して生産するとしています。
車両はEタイプ シリーズ1を完全にレストアする活動「E-TYPE REBORN」と同様にレストアされ、パワートレインを電動化します。また、既存のEタイプオーナーにも、同様に電動化するサービスプログラムも用意します。

デリバリー開始は2020年夏、価格と仕様詳細は後日発表予定。注文・問い合わせは英国のジャガー・クラシックのサイトで受け付けています。
E-TYPE ZEROは……かなり高額になりそうですが、「これほどまでに美しいEVならば!」「雰囲気を保ったまま中身だけ最新EVになるのがいい」と物欲が沸いてしまう人は多そうです。
根強いファンがおり、大切に乗り続けたいと思うオーナーがいることを背景に、往年の名車をレストアしたり、維持するサポートをメーカーとして行ったりする施策は、日産、マツダ、ホンダなどの日本メーカーも展開しています(関連記事)。また、輸入車販売大手のヤナセもクラシックカーのメンテナンスを専門に行う施策を開始しています。クラシックカーは「そのまま維持したい」が大半かもしれませんが、今後「中身だけ最新EVにしたい」とする需要も増えていくかもしれません。
今後、新車販売台数が減っていくと予想される中、いかに多様化される需要をくみ取り、自社のファンを増やし、維持し、そして「新しい体験」を提供していくか。こういった施策、日本メーカーの取り組みにも大いに期待したいところです。
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