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寒い季節になると、必ずと言っていいほど話題になるのが「ブラック企業のダメなインフルエンザ対策」。真偽はさておいて、Twitter上には「インフルなのに、出社しろと言われた」「言う通りにしたら、感染者が続出」といった投稿が毎年のように現れます。
では、反対に「インフルエンザにかかったときの“正しい対応”」とは、どのようなものなのでしょうか。厚労省が推奨する対策などをまとめてみました。

まとめるとこんな感じ
「インフルエンザ“かも”」の段階で休んで、早めに病院へ
インフルエンザは例年、12月〜3月ごろに流行。「38℃以上の発熱が比較的急速に現れる」「倦怠感、関節の痛みなどの全身症状」といった症状が特徴とされていますが、ちょうど風邪もひきやすいシーズンですから、「もしかしたらインフルエンザ?」と判断に迷うことも少なくないでしょう。
厚労省は「かかったかもしれない」段階で、以下のような対応を勧めています。
- 人混みなどへの外出を控え、無理して通学、出勤しない
- 安静にして休養、睡眠
- 十分な水分補給
- せき、くしゃみが出る場合は、マスク着用などで飛沫感染対策(「咳エチケット」として啓蒙活動)
- 具合が悪ければ、早めに医療機関へ行く

厚労省による啓発ポスター

口元を手で覆うのもNG例(厚労省より)
「発症後、12時間待たないと検査できない」は本当?
インフルエンザでは「症状が出てから、12時間以上たたないと検査できない」といわれることがあります。これについては、各種医療機関が「検査キットの性質上、発症から“ある程度の時間”が経過しないと、実際には感染していても陰性と出てしまう可能性があるため」などと解説しています。
しかし、使用機材の違いなどもあり、この“ある程度の時間”は医療機関によってマチマチ。「24時間以上」「6〜12時間程度」とされている場合もあります。
なお、抗インフルエンザウイルス薬は、発症から48時間以内に服用しないと十分に効果が出ないといわれており、いずれにせよ「無理せず、早めに病院に行ったほうが良い」という点は変わらなさそうです。
※抗インフルエンザウイルス薬には「発熱が現れる期間が1〜2日間短縮する」「鼻、のどからのウイルス排出量が減少する」という効果があるとされています。
家族などへの感染を防ぐには
感染力の強いインフルエンザでは自分の治療だけでなく、周囲にうつさないことも大切。そのためには、以下のような対策がとれるそうです。
- なるべく家族との接触を避けて、静養する
- 1時間に1回程度の換気(短時間でも可)
- せき、くしゃみが出ているあいだはマスク着用(不織布製マスクが良い)
- マスクは正しく着用する(鼻からあごまで覆うなど)
- 鼻水、たんが付着したティッシュは、すぐにごみ箱へ
ちなみに、「マスクは、風邪やインフルエンザの予防にならない」といわれることがありますが、さいたま医療センターによると、看病中など「せきやくしゃみのしぶきを直接あびる可能性がある場合には効果がある」とのこと。
外出や出勤・通学はいつまで控えるべき?
解熱後もインフルエンザウイルスは体内から排出され、厚労省は「熱が下がったあとも、2日程度は他の人にうつす可能性」があるとしています。
また、せきやくしゃみなどの症状が続いている場合には、不織布製マスクを着用するなどの配慮をした方が良いとのこと。
「治癒証明書」は必要?
一部企業では、インフルエンザの治癒後、出勤を再開する際、医師による「治癒証明書」「陰性証明書」の提出が求められることが。厚労省はこれを「望ましくありません」と否定しています。
その理由の1つは「医療機関に過剰な負担がかかる」というもの。また、そもそもインフルエンザ“ではない”と診断することが困難なのだそうです。

主要参考文献
- インフルエンザ(総合ページ)(厚生労働省)
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