仕事に疲れて帰宅したら、なぜか部屋にいたATMがいたわってくれた――。自ら「社畜漫画家」を名乗るベニガシラ(@poppoyakiya)さんが、「心が折れそうな人に読んでほしい」思いを込めて漫画を描きました。ATMだけに、げんきんつながりでげんきがでるおはなし。

夜遅くに帰宅した主人公はお疲れの様子。独り暮らしの暗い部屋に、「ただいま」の一言が空しく響きます。ところがその夜はいつもと違いました。どういうわけかATMが部屋で待っていて、「イラッシャイマセご希望のボタンを押してくだサイ」と、たどたどしくも出迎えてくれたのです。

勤務中にアパートが「わたし銀行自宅支店」になったのか? などと想像していた主人公は、ATMについた傷を見て昨日の出来事を思い出します。彼女はATMが乱暴な客に八つ当たりで殴られているところを、非常アラームを鳴らして助けていたのでした。

もしかして恩返しに? と聞かれると、ATMは「(明細が必要なかたは)『はい』(を押してくだサイ)」と、どうにか内蔵の音声を使って肯定。さらに、「ゲンキ(ンヲ)……(残高が)アリマセン」と、わずかなデータをつなぎ合わせて励ましの言葉を作ろうとがんばります。それに気付いた主人公は、感動のあまり落涙。イイハナシダナー……。

……と思った瞬間、ATMが“本来の機能”を発動。「ゲンキンをお取りくだサイ、カードをお取りくだサイ」と連呼しながら、大金を排出しました。しんみりしていた主人公は札束を目にしてめちゃくちゃ元気に。部屋にはATMの言葉が、部分的に「現金」とツッコミのように響くのでした。

「マネー・イズ・パワー」と正直すぎる言葉で締めくくられた漫画には、「僕も今度からATMを助けようと思います!」「真心と現金の組み合わせは最強」と、元気づけられた人の感想が多数。ATMから出てきたお金の由来を心配する声も少なくないのですが、この際だから細かいことを気にするのはやめよう!
そもそも、ATMが恩返しにくる異常事態の話ですしね
ベニガシラさんは、これまでも社畜がファンタジックな目に遭う漫画を多数執筆(関連記事1/2)。ブログ「社畜漫画家ベニガシラの日常」では、過去作もまとめて読めます。
作品提供:ベニガシラ(@poppoyakiya)さん
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