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子どものころ、「ろくむし」というボール遊びをしたことはありますか? ……と聞くと、返ってくるのはおそらく「したことがない」という答え。
というのも、ろくむしは日本各地で楽しまれていた一方で、なぜか認知度が低く、名前の意味もよく分からない“謎の遊び”なのです。


※「ろくむ」は筆者の呼び方。「ろくむ“し”」から1文字だけ略していた……?


地面に2つの円を描き、「内野」「外野」にチーム分け。内野が目指すのは、2つの円のあいだを6回往復すること。外野は、それをボールで当てるなどして妨害する――というのが、ろくむしの基本的なルール。「昭和の子どもの遊び」として知られています。
どういうわけか、往復の回数は「1むし」「2むし」とヘンテコな単位で数えられており、おそらくこれが「ろくむし(6むし)」と呼ばれる理由。しかし、地域によって名称はマチマチで、筆者の小学校では1文字少ない「ろくむ」という言い方になっており、往復の単位も「む」でした。あのころは特に疑問も覚えず、休み時間の校庭で夢中になって「む」を集めていたものです。何なんだよ、「む」って。
その他、「ろく“めし”」「ろく“もじ”」など、いろいろな名前が使われていたようですが……単位名が入っている部分が、そんなにコロコロ変わっちゃって大丈夫なものなんでしょうか。
編集部でアンケート調査(回答926件)を行ってみたところ、「(ろくむしを)知らなかった」と答えた人が約9割。その一方で、この遊びを知っている人は日本各地に存在しており、ローカルな遊びというわけでもないもよう。どういう広まり方をしたら「全国的に知られているのに、知っている人が10人に1人しかいない」なんて状態になるんでしょうね。


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