9歳の少女が世襲で独裁者に――。架空の社会主義国家「コルドナ」で起こる騒動をキュートかつブラックに描く漫画『あゝ我らがミャオ将軍』(原作:まつだこうた/作画:もりちか)の単行本第1巻が発売されました。価格は605円(税込)。


『あゝ我らがミャオ将軍』1巻表紙
Web雑誌「WEBコミックぜにょん」で連載されている、毎話9ページ構成の短編ギャグ。急逝した父から最高指導者の座を継いでしまった9歳児、ミャオの奮闘が展開されます。
指導者交代を機に、国は世界からの孤立状態を脱するべく和平路線へ。ところが、ミャオは物語が始まるなり好奇心から飛翔体の発射ボタンを押し、早くも路線を危うくしてしまいます。どうにかフォローしようと「祝砲」の名目で「全世界の平和を願う我が国からのプレゼントです」と声明を出すも、他国からは武力の誇示と解釈されてしまうのでした。そりゃあ……ねえ……。

大問題を起こしながらも、幼いなりに考えて執務に臨むミャオ。国民食のビスケットを改革しようと、「革命同志の血と汗と涙の味」なるキワモノを生み出したり、指導者を賛美する歌ばかりの国内音楽界に飽き飽きして自らアイドルとなり、結局国民から過剰に賛美されてしまったり、失敗を重ねつつ徐々に指導者として成長します。

そんな彼女を支えるのが、側近のカン党書記。ミャオのムチャをいさめては「粛正」され、トイレ掃除や草むしりといった労役を課せられながらも、忠実に補佐役兼ツッコミ役を務めるなくてはならない人物です。毎回のように粛正されるうちに、雑用が上手になっているあたりが悲しいやらおかしいやら。

なかにはミャオがお忍びで町に出て国民の窮状を知るシリアス回もあり、エピソードは多種多様。単行本用の描き下ろしページとして、カン党書記の1日に迫るエピソード「愛と粛正の日々」も収録されます。不穏なタイトルとは裏腹に、地味な雑務満載の予感。
『あゝ我らがミャオ将軍』1話









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