見えないけど、きっとそこにいる――そう強く信じたくなるような「命日」の漫画が、Twitterで温かい涙と共感の声を集めています。

一足先に透明になった彼
まるでいたずらされて起こされたように、なんだかあまり気持ちの良くない朝を迎えた主人公。ベタベタする顔を洗い、空っぽの冷蔵庫を見て仕方なく出掛けようとすると、今度はグイッと何かに引っ掛かったような気がしたりと、少しだけ違和感を覚えます。





いつもの道を1人で歩き、着いたコンビニで会計をすると、なぜか思っていたよりも高い買い物をしてしまいます。さらに帰りには、すれ違う散歩中の犬にめちゃくちゃ吠えられたりも。



帰宅後、コンビニで缶詰のドッグフードを一緒に買っていたことに気付き、覚えのないことにモヤモヤしていると、母親から電話が。「帰ってこないから忙しいのかなって思って電話したんだけど」「今日は帰ってくるのかと思ってたのよ」と、息子を待っていたような母の口ぶりに疑問を持つ主人公でしたが、そこで今日は「エディの命日」だったことを思い出します。



毎年その日は実家に帰っていた主人公。缶詰のドッグフードをお供えするのもいつものことでした。電話を切った主人公は、再びレジに出した覚えのない缶詰のドッグフードを見て、「そこにいるの?」と、朝からずっと“そこ”にいた愛犬に話しかけるのでした。

作者はイラストレーターでボールペン画作家の目黒しおり(@utataneutouto)さん。終わりには、実際に小学生の頃に「エディ」という名前のベルジアン・シェパード犬の家族がいたことが語られ、一緒に過ごした思い出やその時感じたこと、そして「もし願いが叶うなら、もう一度あのもふもふの背中に頬ずりしたりです」とつづっています。

コメントでは、漫画をきっかけに昔飼っていた愛犬との大事な日々を思い出した人から「ありがとう」や「とても心に響きました」などの声が寄せられ話題に。中には、愛犬との思い出を夢に見た日、散歩に行こうとして目覚めることがある人から、作品をみて「そんな時は犬が会いに来たのかな? と思えて幸せな気分になれました」といった声も。他にも現在愛犬との時間を過ごしている人から「彼との1日1日を大切に過ごそうと思いました」などの声も寄せられています。
目黒さんの作品はTwitter以外にInstagramやWebサイトで公開されており、ちょっぴりドキッとするような影のある生き物と同時に、どこか愛おしい日々を切り取った世界観が魅力的なイラストを見ることができます。
目黒しおりさんの作品の一部


画像提供:目黒しおり(@utataneutouto)さん


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