子どもを褒めるときは「すごい」「えらい」「うまい」だけに頼らないほうがいい――子どもの褒め方についての考え方を紹介する漫画が注目を集めています。

作者のゴボ天(@gobo10go)さんは、他の子からおもちゃを取った子どもがそれを返してあげたときに「えらいね」と褒められる場面を見て、おもちゃを取られた側の気持ちを思ってモヤモヤを感じていたといいます。


そうした中で出会った育児書(『いい親よりも大切なこと』著:小竹めぐみ、小笠原舞)で、ゴボ天さんは「すごい」「えらい」「うまい」に頼らない褒め方を知ったといいます。その本では、著者が保育園であったエピソードとして、子どもが数人で折り紙を作っていたときに、一番うまい子を先生が「すごい」と褒めたあとで、その子が折り紙がうまくない子どもについて「あいつはすごくない、ぼくはすごい」と優劣をつけるような発言をしたことを紹介していました。大人の何気ない一言が子どもに大きな与える影響を与えることもあるとして、言葉を選ぶ必要があるとしています。
「『すごい』『えらい』『うまい』だけに頼ってほめている人は、思いのほか多いのではないでしょうか。私たちはそれらの言葉だけでほめることを、あまりおすすめしていません」(同書4章4項より)
その本では子どもをほめるときに、子どもの言動や喜怒哀楽をそのまま認め、自分の評価を挟まずに「目の前の事実」を言葉にすることを勧めています。大雑把に「すごい」の一言で済ませるよりも、子どもは具体的に見てもらったことがうれしいと説明。例えば子どもが絵を描いたときは「雲を大きく描いたね〜!」「ずいぶん細かく描いてるね!」「このお花の色、ママ大好き!」と伝えることを例として挙げています。

この内容に「しっくりきた」というゴボ天さん。「無意識のうちに優劣をつける褒め方になってたからモヤモヤしてたのかも」。最近は「すごい」に頼らず、子どものできたことを具体的に伝えるようにしていると述べています。とは言え、「『すごい』や『えらい」が全くダメとは考えておりません。感動して思わず漏れてしまう『すごい』も大切だと思います」とも補足しています。

ゴボ天さんの漫画には「納得してしまう」「勉強になる」といった声や、経験者から「実際にやっていたやり方」という声も寄せられています。
ちなみに同書では、「一言で済まされるのが物足りない気持ちは大人こそ分かるのでは」として、料理を作ったときに「うまい」に加えて「しっかり出汁が取ってあるね」ともう一声あるとうれしいという例を挙げています。そう言われてみると分かりやすいですね。
画像提供:ゴボ天(@gobo10go)さん
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