英ホンダは2019年6月10日、芝刈り機「HF2622」を魔改造した特製マシン「Mean Mower V2」で、新たなギネス世界記録を打ち立てたと発表しました。

英ホンダの魔改造「芝刈り機」シリーズは2013年にスタート。定期的に新型が発表され、そのたびに「世界最速の芝刈り機」として、自ら打ち立てた記録の更新に挑んできました。
今回発表された新型「Mean Mower V2(ヤバイ芝刈り機V2)」は、芝刈り機「HF2622」をベースに開発されました。2018年に開発決定が発表されていて、これまでに培った経験とデータを活かした最強のプロフェッショナルチームを結成。軽量化、安定性、そしてなにより速く走るために、フレームやシート位置など、各所に手を入れたワンオフマシンとなっています。

これまで以上のスピードを求めた英ホンダは、欧州向けに販売している大型スポーツ2輪「CBR1000RR Fireblade SP」に搭載している999cc4気筒エンジンを移植。最高出力200bhp(本来は141kwで約190馬力)を発揮するハイパワーエンジンによって、最高速度は150.99マイル(249.99キロ)に達するそうです。

英ホンダが挑んだギネス世界記録のタイトルは「The fastest acceleration 0-100 mph for a lawnmower (prototype)」というもので、静止状態から時速100マイル(160キロ)まで加速する時間を競っています。ドライバーはカート女王として知られているスタントドライバー、Jess Hawkinsさんが務め、ドイツ・ドレスデン近郊のサーキットを舞台にギネス・ワールド・レコーズのスタッフが立ち会って測定が行われました。



厳正なる監視の下で行われたタイムアタック。Mean Mower V2は2本目のアタックで6.285秒という驚異的なタイムを記録。その場で正式にギネス世界記録として認定されました。

この6.285秒というタイムはどれくらいすごいのか。スーパーカーで世界的に知られているランボルギーニの公式サイトで掲載されているスペック表を参考にみると、現行モデル「アヴェンタドール SVJ」は静止状態から時速124マイル(200キロ)へ加速するまでに要する時間は8.6秒とのこと。24マイルの差があるとはいえ、スーパーカー並の加速力を発揮していることがわかります。
これをもはや芝刈り機と呼んで良いのかという疑問が湧いてきますが、ちゃんと芝を刈る機能は残しているそうなので、何も問題はないですね。
英ホンダがどこを目指しているのかは定かではありませんが、今後も魔改造「芝刈り機」シリーズの展開に注目せざるを得ません。次はどんなマシンを生み出すのか、どんな記録に挑戦してくれるのか楽しみです。
(春山優花里)



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