都立高校での「地毛が茶色の生徒に対しての黒染め指導撤廃」を求める要望書が「#この髪どうしてダメですか・署名プロジェクト」により、東京都教育委員会に提出されました。東京都教育庁指導部高等学校教育指導課長の佐藤氏は「生来の頭髪を一律に黒染めするような指導は行わない」とする方針を明言しました。

署名を提出しました
2019年3月18日、ヘアケアブランド「パンテーン」は、地毛証明書を提出したにも関わらず、髪を黒染めするよう指導される学生がいるというニュースを耳にしたことをきっかけに「#この髪どうしてダメですか」キャンペーンを展開しました。
このキャンペーンは大きな広がりを見せ、Twitterでは約18万件の関連ツイートが投稿されました。この反響をきっかけにソーシャル・プロジェクト「#この髪どうしてダメですか・署名プロジェクト」が発足しました。
発起人は、過去に地毛の黒染め指導を経験した大学生:U.O.氏、弁護士 瀧口徹氏、教育経済学者・慶應義塾大学 総合政策学部教授 中室牧子氏、ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン 代表理事 小林りん氏、認定NPO法人フローレンス代表・慶應大学特別招聘教授 駒崎弘樹氏。

パンテーンが行った校則実態調査によると、13人に1人の現・元中高生が「生まれつき茶色い地毛を、学校から黒染めするよう促された経験がある」と回答しました。
一方、多くの先生が校則に疑問を感じており、70%が勤務している学校の「髪型校則に疑問を感じている」と回答しました。学生も、生徒も、社会もこのルールを変えるべきと感じているのに、変えられていない実態が浮き彫りになりました。

先生も髪型校則へ疑問を感じ、変化するべきと考えています
2019年5月8日より同委員会は、オンライン署名サイトchange.orgにて署名活動を開始。当初は1万人を目標にスタートしましたが、10日足らずで1万人を突破。7月26日集計時点で19065人の署名が集まりました。
2019年7月30日に、同委員会は集まった署名を東京都教育庁指導部高等学校教育指導課長 佐藤聖一氏、東京都教育庁総務部教育情報課長 中西正樹氏に提出。署名を受け取った佐藤氏は「頭髪指導を行うにあたり、学校と生徒、保護者の信頼関係を構築し、丁寧に対応することが必要だと考えています」とコメント。さらに、こうした認識のもと、生来の頭髪を一律に黒染めするような指導は行わないとする方針を明言しました。
(高橋ホイコ)
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