白黒写真に色付きグリッド(格子状の線)を引くと、カラー写真に見えるという不思議な視覚現象が発見され注目を集めています。静止画だけでなく、映像においても同様の錯視が発生することが確認されており、YouTubeで動画が公開中です。

色付き格子柄で錯視が生じる(画像はPATREONより)
ベースの画像は白黒写真。ですが、グリッドを色付き状態で引くと、まるでカラー写真のように見えてしまうという錯視です。じっくりと見ると白黒写真が使われていることが分かりますが、パッと見ると薄暗いカラー写真のに見える不思議な現象を体験することができます。

ベースはこちらの白黒写真(Photo from LGM by Manuel Schmalsteig CC-BY-2.0, Illusory Color Remix by Øyvind Kolås – http://pippin.gimp.org/)

色付きグリッドでカラー写真のように見える(Photo from LGM by Manuel Schmalsteig CC-BY-2.0, Illusory Color Remix by Øyvind Kolås – http://pippin.gimp.org/)
話題となっている画像を投稿したのは、デジタルメディアツールを制作するØyvind Kolås氏。この不思議な視覚現象を「カラー・アシミレーション・グリッド(色彩同化グリッド)」と名付け発表しました。
グリッドに行き着く過程で、横線、ドット柄、斜線などによる錯視効果も確認。ドット柄は印刷で使われるハーフトーン(網点)の類型のようなもので、ほどよい視覚効果が生じたそうです。斜線のケースは、錯視が生じるもののグリッドよりも線と線の幅を狭くする必要があるとのことでした。

横線でも/Kolås氏(@hodefoting)のツイートより

ドット柄でも錯視は起こる(Photo from LGM by Manuel Schmalsteig CC-BY-2.0, Illusory Color Remix by Øyvind Kolås – http://pippin.gimp.org/)

斜線は幅が狭ければ錯視が生じる(Photo from LGM by Manuel Schmalsteig CC-BY-2.0, Illusory Color Remix by Øyvind Kolås – http://pippin.gimp.org/)
着色した文字列でも錯視画像を再現。色の境界線をちょうど良く引くことができると錯視が生じるとしています。

出版やウェブデザイン業界でダミーテキストとしてよく使用される「Lorem Ipsum」という文字列を使用。テキストは色の変わり目次第で錯視に(Photo from LGM by Manuel Schmalsteig CC-BY-2.0, Illusory Color Remix by Øyvind Kolås – http://pippin.gimp.org/)
Kolås氏は、この錯視を思い付くにあたりDavid Novick氏のムンカー錯視(関連記事)に影響を受けたとしています。
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