両親の離婚で離ればなれになった姉弟の漫画「姉に似ている女の子」に「泣いた」「涙腺が壊れました」と反響が寄せられています。作者は『落ちてるふたり』などを手掛ける漫画家の西原梨花(@tmk_402)さん。
7歳のときに両親の離婚で5歳上の姉と離ればなれになった宏介。20年ぶりの姉との再会は彼女のお葬式でした。姉の娘、杏と対面した宏介は、姉そっくりの姿に驚きます。

数年前から病気だったことを娘以外には伝えていなかった姉。それを「冷たいね」と言う参列者に、宏介は事情も知らずに勝手なことを言うなと内心憤ります。しかしそんな彼も、姉と最後に話したことを覚えていません。一度でも姉に会えば良かったと悔やみます。
杏から姉の話を聞きながら、一緒に過ごした日々のことを思い出す宏介。両親が口論を始めるとイヤフォンで耳をふさいでくれたこと、離ればなれになるときに「私についてくるって言ったのに」と言われたこと……。姉は自分のことを杏に話していただろうか、と気になるけれども聞けない宏介。

そして姉が病気のことを隠していたのは、自分と過ごしたあの家に帰るつもりだったから、誰にも心配をかけたくなかったからだと思い至ります。そうであってほしいという、願望も込めて。
杏を広島の祖父が引き取るか、東京の祖母と宏介が引き取るで両親が言い争いを始め、宏介は杏にイヤフォンを付けてあげます。「お母さんがやってくれたやつ!」と笑顔になる杏。自分も小さいころにやってもらっていたと宏介が話すと、「知ってるよ。お母さんが話してくれた」――その言葉に、宏介の目から涙がこぼれるのでした。
「姉ちゃんは俺が嫌いだったんだろ」と思っていた宏介。姉に会うのをやめたことへの後悔もあって、姉が自分のことをどう思っていたのか気になっていたのでしょう。だから姉が杏に自分のことを話していたかどうかを知りたくて、聞けなかった……。杏の話でわだかまりが解けたことで、彼は姉の死に向き合い、泣くことができたのかもしれません。
これから杏は宏介と東京へ行くことに。悲しいけれども優しく、この先には希望が待っているのではないかと思える物語でした。
西原さんが「没ネームなのですが、せっかく描いたので」とTwitterに投稿したこのお話。「これが没なんてもったいない」「大好きです」「大切な人を思い出しました」といったリプライが寄せられています。
「姉に似ている女の子」






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