もし台風でエアコンの室外機が倒れたら、自分で起こそうとせず電気工事士に依頼しよう――。台風15号上陸前日の9月8日に投稿された、注意喚起のツイートが注目を集めています(ツイートは現在は削除済み)。素人が不用意に起こそうとすると、もれた冷媒ガスがもとで凍傷などの事故が起きる可能性があるのだそうです(※元のツイートでは「電気工事士」に限定していますが、ダイキンによると「エアコンの据え付けを依頼した業者やメーカー」に相談してほしいとのことでした)。


元電気工事士を親に持つ、桐山八恵子(@yaekokiriyama)さんの投稿。なぎ倒された室外機の写真は、2018年に大阪で台風に見舞われたときのものだそうです。一連のツイートは広く拡散され、リプライでも「室外機が転がると、管がねじれて亀裂が入り、最悪の場合冷媒がもれる」「感電のおそれも」「子どものころ好奇心で触ってケガしたことがある」など、注意を呼びかける声が上がっています。
台風の到来時、室外機の取り扱いで注意すべき点は――編集部は大手空調メーカーのダイキンに話を聞きました。まず、転倒や破損の際には、やはり「自身で起こしたり修理しようとしたりは避けてください」との回答。エアコンの据え付けを依頼した業者や、メーカーと相談してほしいとのことでした。
理由は、思わぬケガをする可能性があるうえ、破損した配管から冷媒ガスが漏洩することも考えられるから。小さい穴から勢いよく噴き出す冷媒は、温度が零下になっていることもあり、触れると負傷する可能性もあるそうです。
なお、同社の室外機は風雨だけでなく、高温や低温、衝撃など300以上のさまざまな耐久試験をクリアーしているため、台風が来た際も平常通り使用して問題ないとのこと。ただ、広報担当者は「外に出ると危ないので、室外機の様子を確認するなどは控えてほしい」と言葉を添えています。
事前の対策について聞いたところ、室外機の据付時には転倒防止のために「アンカーボルト(室外機と床面をつなぐボルト)」の使用をお願いしているとのこと。ただし、賃貸物件のベランダや防水処理された屋上など、現実的にはアンカーボルトを打ち込めないケースもあり、その場合は風を受けにくいよう設置を工夫するといった代替策を案内しているそうです。
代替策としては、重いコンクリート製の置き台を使用して安定感を増す手も。さらに、ゴム製の防振パッドを下に敷くと、強風によるズレも防止できて効果的だそうです。エアコンを導入する際は、これらも含め業者と相談するとよさそうです。
画像提供:桐山八恵子(@yaekokiriyama)さん
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