日本労働組合総連合会は、「男性の家事・育児参加に関する実態調査」を実施。回答者の62.7%と高い割合の人が「仕事と育児の両立が理想」と考えている中で、実際に両立できている人は少ないようです。

この調査は、男性の家事や育児参加に関する意識や実態を把握するために行われたもので、調査の対象となったのは、同居している子どもがいる全国の25歳〜49歳の有職男性1000人です。
今回の調査では、働いている男性の1週間の家事時間の平均は6.2時間、育児時間の平均は9.3時間という結果が出ました。
仕事がある日に男性が担当している家事では、1位が「ゴミ出し」62.5%、2位が「ゴミまとめ」43.1%と高い割合となり、「夕食の用意」(11.2%)や「お弁当の用意」(7.1%)といった食事に関する家事を担当する男性は少ないという結果に。
育児では、「子どものお風呂」(37.0%)を担当しているという回答が最も多く、「連絡帳ノートの記入」(4.4%)、「子どものプリント整理・記入」(3.4%)は低い割合となり、子供の園や学校に関することには関わっていない男性が多いようでした。


回答者に、育児のために取得した休業・休暇を聞いたところ「年次有給休暇」が35.6%と最も多く、「育児休業」を取得した人はわずか7.2%にとどまっていることが分かりました。さらに、「育児のために休業・休暇を取得していない」人は45.6%に上り、半数近くの男性が育児のために仕事を休んだ経験がないことが分かりました。

育児休業を取得していない人に、育児休業を取得できなかった・取得しなかった理由を聞いたところ、「仕事の代替要員がいない」という理由が47.3%と最も高い結果に。次ぐ理由は「収入が減る(所得保障が少ない)」(36.6%)で、これは実際に育児休業を取得して困ったことでも最も多くの票を集めています。
また、「男性が取得できる雰囲気が職場にない」(32.2%)「男性が取得するものではないと思う」(11.3%)といった、社会・個人ともに男性による育児に前向きではないことを示す意見も少なからず見られました。


男性の育児休業取得率を上げるためにはどのような対策が必要だと思うか、という質問では「男性の育休取得義務化(対象者に取得を義務づける)」(57.5%)という回答が半数以上を占めたことからも、男性が仕事と育児の両立を実現するには、法律による義務化などの強い強制力がないと難しいというのが現状のようです。

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