出張・経費管理クラウドサービスを提供するコンカーが「出張についての国際比較調査」を行い、11月1日にその結果を発表しました。各国の出張事情を比較することで、日本人が「出張の後」に強いストレスを感じることなどが分かっています。
調査の対象となったのは、「年に3回以上出張に行く」と回答した世界の19マーケットの7850人。
はじめに、「出張に行くときに重視すること」について聞いたところ、日本人は「出張の目的が果たされること」と回答した人が43%と、半数近くを占める結果となりました。世界平均では、同じ項目を選んだのは27%とその差は大きく、良くも悪くも日本人の生真面目さを感じます。また、「遠くまでいくのだから失敗はできない」という気持ちも強くあるのではないでしょうか。同じ質問の世界平均では「自分の身の安全(31%)」を重視する割合が最も高い結果となっています。

「安全面に不安を感じたことが理由で宿泊場所を変更したことがありますか?」という質問では、全体の約6割の人が経験があると答えたのに対し、日本人で同様の経験がある人は約4割と少ないことが分かりました。日本人は予約の段階で、口コミなどを下調べし、場所を吟味して宿泊施設を選ぶ傾向にあるのではないでしょうか。

「出張に関する研修が受けられるとしたら、何について受けたいですか?」という質問に対しては、日本人は約6割が「お得な出張手配の方法(60%)」について学びたいと回答しています。一方、世界平均では「出張中の安全管理(52%)」について学びたいという回答が最も多く、「お得な出張手配の方法」と回答した割合は44%と半数以下でした。
また、日本人は「お得な出張手配の方法(60%)」と回答した割合が世界一多かったことも特徴的です。日本では、旅行会社企業に代わり、移動手段やホテルの選定、予約、手配を行う「ビジネストラベルマネジメント」がまだ浸透しておらず、出張の予約が個人に委ねられていることが多いため、「お得」に興味がいくのでしょう。

「出張で一番ストレスを感じるのはいつか」という質問では、日本人は「出張後」と答えた割合が56%と最も高く、「出張中」「出張前」はそれぞれ26%、19%と3割以下となっています。世界と比較してみると、「出張後」と答えた人の割合は日本が1番多く、日本人が特に出張の後に大きなストレスを感じていることが分かります。
日本では他国に比べて「経費精算の支払いが遅れる(58%)」と回答した割合が高くなっており、これが出張後のストレスにつながっていることが考えられます。

また、半数以上の日本人が、自身が勤める企業の出張予約・経費管理のテクノロジーが「遅れている」と感じていることが分かりました。さらに、そのうちの半数は、安全管理ツールの面でも「不十分である」と回答しています。
日本特有ともいえる「出張後のストレス」を改善するためには、「ビジネストラベルマネジメント」の導入や、経費精算のシステムを見直す必要があるといえるでしょう。
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