米フロリダ州のJ.W. Mitchell高校が人工カエルを使用した解剖実験の授業を行ったと発表しました。皮膚はもちろん内臓まで詳細に作られた模造カエルは、合成組織を手掛ける企業「SynDaver」が販売する製品で、同校の公式Twitterアカウントは「人工カエルを解剖する、おそらく世界初の高校生たちでしょう」と授業の様子を公開しています。
人工カエルを使用した解剖実験
授業で使用した「SynFrog」は、まるで生きたカエルのような人工製品。専門的観点から細部にわたり再現されていることが特徴です。解剖学的に正しい構造で臓器の取り外しができます。雌のカエルをモデルとしており、サイズや質感、肌の色だけでなく、卵を備えた生殖システムまで作り込んでいるようです。販売価格は150ドル(約1万6000円)。

150ドルで販売しています(画像はSynDaverより)
Mitchell高校の生徒達が解剖実験を行う姿は、Twitterだけでなく製造元「SynDaver」のFacebookページで、ライブ配信が行われました。皮膚や内臓、骨などの仕組みを学ぶ一連の様子を公開しています。ピンセットやメス、解剖用はさみなどを使い解剖する様子は、まるで生きたカエルを取り扱っているかのようです。

生徒達が人工カエルを解剖(画像はTwitterより)

まるで生きたカエルのようにリアル(画像はFacebookより)
製造元「SynDaver」に出資する動物愛護団体「PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)」は、公式ブログで「動物は決して私たちが利用するための所有しているものではありません。SynFrogは、動物解剖のカエルと簡単に置き換えることができ、毎年数百万匹のカエルの命を救えます」とコメント。また「SynDaver」は、ホルムアルデヒドやホルマリンなどを使用していないため、生徒たちが危険な化学物質にさらされる心配がないとしています。
解剖のプロセスを公開
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