探している側と探されている側の両方の視点から、次第に明らかになる2人の関係を描いた漫画「ずっと探してる人がいる」のラストの展開に心が動かされます。作者は漫画家の江戸川治(@edoosam)さんです。

ある女性の消息を尋ねています
物語は「常田めいこ」を探している人物が彼女の勤め先や行きつけのお店を訪れる場面から始まります。「つい1週間前に辞めちゃったのよねえ」「アパート? 知ってるけどもう引越ししちゃってるかもよ」。勤め先やお店の人は口々に語ります。教えてもらった住所を訪ねると、アパートの住民らしき女性が「そこはもう空き部屋ですよ」と……。

常田めいこを探して……
そして物語はめいこの視点に。「アンタの息子だって子がウチにアンタを訪ねてきてさあ」「息子が5才のときに家を飛び出したんだって?」「あわす顔がないって……バカ言ってんじゃないわよ!」――勤め先や行きつけのお店の人の言葉から、誰がどんな事情で彼女を探していたのかが浮かび上がってきます。

誰が探しているのかが明らかに
アパートの部屋の呼び鈴を何度も鳴らす少年。「そこはもう空き部屋ですよ」と教えてくれた女性に頭を下げて帰ろうとします。女性の頬を伝う涙。少年は泣きながら彼女を呼び止めます。「僕……ずっと探してる人がいて…」

女性のほほを伝う涙は……

2人の人生が重なった瞬間
異なる人生を歩んできた親子の「探す側」「探される側」の2つの視点で物語が進み、最後に1つに重なる。2人が一言も語っていなくてもまわりの言葉で状況が理解できる展開が秀逸。すれ違ってしまうと思いきや、会えた――最後の展開に目頭が熱くなりました。
この漫画の読者からは「めちゃくちゃ泣きました」「たった4ページなのに奥行きありすぎ 素晴らしすぎる涙」「この短さの中に、2人の歩んできた人生を想像させる熱量が…」「気付いたんだ…良かったねぇ2人とも…」などストーリーの巧妙さや結末に感動したというコメントが届いています。
作者の江戸川治(@edoosam)さんは、『ホウキにまたがる就活戦争』『仁義なき吉田家』などを手掛けています。Twitterのモーメントではさまざまなショート漫画を読むことができます。
画像提供:江戸川治(@edoosam)さん
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