実は県道518号には門番がいる……。
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あの「最狭」区間を越えると視界が開け、狭いながらも圧迫感はない道に変わります。
幅員減少の注意標識が現れると、先ほどと同様の「2メートル幅の鉄骨ゲート」があります。これは向こうから来るクルマの「門番」で、ここでは「出口」。その先は片側一車線の道路に戻ります。
ということで、険道と呼べるのは「牧馬峠の鉄骨ゲート間約300メートルの区間」ということになります。決して長くはありませんが、それだけにかえって強く印象に残る道路でした。






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なぜこのような道ができたのか。この先、整備の予定はあるのか?
なぜ、神奈川県道518号はこの牧馬峠の300メートルの区間だけ「激狭」で「車幅ゲートで制限されている」道なのか。道路を管理する神奈川県相模原市の津久井土木事務所に話を聞きました。
「相模原市が政令指定都市になるにあたり、神奈川県から(この道路の)管理を引き継ぎましたが、引き継いだ当初から(あの区間は)このような状況でした。崖が迫っていることと、路肩が弱く、重い車に耐えられないため、(安全のため)物理的に車幅2メートルより大きいクルマが入ってこられないようにしてあります」(相模原市津久井土木事務所)

神奈川県道518号は、意外と交通量があったりもします。300メートル程度の激狭区間は、今後整備する予定はあるのでしょうか。
「当該区間は整備困難エリアです。(多少の交通はあるとはいえ)交通量を考えると費用対効果が薄いと判断せざるを得ないため、今後も整備計画はありません」とのことでした。
通る者に強烈な印象を与える激狭の道「県道518号」は、大型車通行禁止の期間である「昭和55年8月26日から当分の間」の標識通り、令和時代のこの先も当分の間はその姿を変えずに存在し続けそうです。
(少年B)

