サワムラーはガチポケ。【実況動画付き】
INDEX
- ライター:ヤマグチクエスト(Twitter)
- 登場人物
- ポケモンバトルをやってみよう
- パーティを選出してみる
- 今回たろちんが選出した6体と選出理由
- ヤマクエのポケモンを借りて対戦へ
- 1戦目
- ここまでの状況
- ここまでの状況
- ここまでの状況
- ここまでの状況
- 結果
- リベンジマッチの前にパーティを再考する
- たろちんが新たに選出した6体
- いざ、リベンジマッチへ!
- 2試合目、開始
- ここまでの状況
- ここまでの状況
- 3ターン目
- ここまでの状況
- 結果
- 感想戦をしてみる
- 選出のポイントは?
- ポットデスの対処が出来なかった理由
- 両プレイヤーの思考をガチ比較
- 「型の読み違え」が勝負を決定づけた
- 両プレイヤーの思考をガチ比較
- 「経験者ほど裏をかかれる」
- 両プレイヤーの思考をガチ比較
- 相手にじめんタイプが居ないからこそ……
- 両プレイヤーの思考をガチ比較
- 「ダイウォール」が奇跡の一手に
- 両プレイヤーの思考をガチ比較
- 相手が負けを覚悟した場面
- 試合を終えて
感想戦をしてみる

たろちんさん、対戦お疲れさまでした。それではこれから試合の動画を観ながら一緒に振り返っていこうと思うのですが、初めてのポケモン剣盾での対人戦いかがでしたか?

あの……とても楽しかったです。

お、本当ですか!?

すごい面白いね。自分が育てたポケモンだったらもっと使い方もちゃんとわかってて、動き方とかも自分で考えられると思うから、1人でもできたんだろうけど、「この選択が決まるのか! 決まらないのか!?」みたいな読み合いの醍醐味も体験できて、良かったです。

おおー。それはそれは、本当に良かったです。
選出のポイントは?

ではここからは対戦相手である編集部のブロリーさんも交えて、試合を振り返っていきます。

よろしくお願いします。

早速、第1試合の選出から振り返りたいと思います。


まず我々は1試合目タチフサグマとポットデスしか見れてないのですが、もう1体は何だったんですか?

オノノクスでした。相手のミミッキュが「重い」んですが……。

ん? 「重い」ってなに?

重いというのは、特定のポケモンに対し自分のパーティの中で対策が難しいポケモンのことですね。同義語としては、トップメタのポケモンに対する対策がいまひとつなされていない場合などは「対策が薄い」なんて言い方もします。今回の場合は、ミミッキュはゴースト/フェアリータイプのポケモンで、ブロリーさんが選出した3体(タチフサグマ、ポットデス、オノノクス)に弱点技をタイプ一致でうつことができる上に、特性の「ばけのかわ」を駆使すれば全員に対面で打ち勝てるので相当「重い」と言えます。

なるほど。

ちなみにたろちんさんはどういった基準で3体を選びましたか?

えっとまず、サワムラーは俺のアイドルだから選ぶでしょ。で、なんかミミッキュは前の講座で強いって聞いたから出すでしょ。最後はこいつでダイマックスするって決めたからトゲキッス。

相手のポケモンを見て選ぶというより、とにかく自分のベストを尽くすって感じの選出ですね。

初めてで1分半じゃ、相手のポケモン見ても何にも分かんないからさ。

まあ最初は仕方ないですよね。では、ブロリーさんはなぜこの3体にしたんですか?

まず、相手の6体を見たときに、こういうパーティの先発は大体カバルドンでくるだろうなと思ったので、先発は「ちょうはつ」持ちのタチフサグマにしました。
ちょうはつ:3ターンの間、相手は攻撃技しか出せなくなる技。変化技が主体であるサポート型のポケモンに使うと型によっては詰ませることができることも。カバルドンには変化技を複数持たせることが多いため、ちょうはつが非常に有効。

まあセオリーはカバルドンですよね。カバルドンは味方をサポートしながら相手の場を荒らしていくポケモンなので、先発で出てくることが多いんです。

まあ普通はカバルドンかな? と思いますよね。

俺が普通のことするわけないだろ。

ほんとそうっすね。
ポットデスの対処が出来なかった理由

それでは1試合目を振り返っていこうと思います。まずたろちんの先発がアイドルのサワムラーで、ブロリーさんがタチフサグマから。ノーマル/あくタイプのタチフサグマは、サワムラーのかくとう技が4倍弱点なのでかなり有利です。だからこそ、交代してくる可能性が非常に高いんですよね。


まあでも、最初はやってみないとよくわかんないし、取りあえず教わったことをやろうと思って「ねこだまし」を使ったと思う。

では、この場面ブロリーさんはどう考えました?

このままノーマル技かかくとう技をうってくるだろうと思ったんで、様子見も兼ねてポットデスに交代しようと思ってましたね。

なるほど。お互いに素直に行動した感じですね。その結果、サワムラーの「ねこだまし」はポットデスにかわされました。ブロリーさんは先発を出し負けて後手に回っていたのですが、サワムラーの攻撃を読むことで形勢を逆転しましたね。

これで全ての歯車が狂いだしたんだよ……。
両プレイヤーの思考をガチ比較

ヤマグチクエストの考え
タチフサグマはノーマル/あくタイプのため、格闘技が4倍弱点。そのためサワムラーが圧倒的有利な状況だが、相手もそれを理解しているはずなので交代する可能性が高い。交代先として可能性が高いのは、格闘タイプやノーマルタイプの技を無効にできるポットデス、または耐久力の高いドヒドイデが有力。
ブロリーの考え
サワムラーとの対戦経験がほとんどないため、どういった型なのか読みづらいが、タチフサグマでは太刀打ちできない。耐久特化のポットデスに引くことができれば「ちからをすいとる」と「からをやぶる」で勝ちパターンに持っていける。たろちんが初心者であることも踏まえ、交代読みの可能性は低いと考えてポットデスに交代。
「型の読み違え」が勝負を決定づけた

今思えば、サワムラーはまだタチフサグマを倒す役割があったので、この時点で引く選択肢もありましたね。

あーそうか。俺はこの時点で、ポットデスがどういうポケモンなのか分かってなかったから、「殴りゃ倒せるだろ」くらいの気持ちでいたわ。


いや、僕もそう思ってました。セオリーで言えば、ポットデスは「きあいのタスキ」を持っていることが多く、最初のターンでは「からをやぶる」を使って耐久が落ちます。このターンでサワムラーが「じごくづき」で致命傷を与えた後、次のターンに先制技の「バレットパンチ」で倒しきれるという算段でした。
きあいのタスキ:体力が満タンの状態であれば致命傷を受けても体力が1残るようになるアイテム。ポットデスを含め、耐久力が低いポケモンに持たせることが多い

あ、もう次の次の手まで考えてたんだ。

ですが実際は、「じごくづき」でHPを思ったほど削れず、持ち物のしろいハーブで下がった耐久も元に戻されてしまいました。ブロリーさん、このポットデスは耐久に努力値を振ってます?

振ってます。どちらかというと耐久特化です。「きあいのタスキ」を持たせるのがセオリーなので、裏をかけるようにしてます。

これは変な型だわ……。
両プレイヤーの思考をガチ比較

ヤマグチクエストの考え
ポットデスの初手はかなりの高確率で「からをやぶる」。また、ポットデスは物理耐久が極端に低いため、「きあいのタスキ」をもたせて一撃耐えられたとしても、その後にはがねタイプの先制技「バレットパンチ」で確実に突破できる。相手は「バレットパンチ」の存在を警戒していない可能性も高い。
ブロリーの考え
耐久に特化しているため、相手の攻撃を確実に一発は耐える(急所を除く)ので「からをやぶる」が安定。仮に大ダメージを受けても、「からをやぶる」の後なら先制できるようになるので、直後の「ちからをすいとる」で回復できる。
「経験者ほど裏をかかれる」

なんかさっき、ポットデスは耐久に努力値を振らないほうが良いみたいな話だったよね?

その裏をかいて弱点である物理耐久に努力値を割いてきたわけですね。さらにセオリーの「きあいのタスキ」ではなく「しろいハーブ」で下がった耐久を戻したことにより、次のターンに先制技で落とされないようになったんです。この時点ではまさかポットデスが「ちからをすいとる」を使ってくるなんて思ってないし、からをやぶった後のポットデスの攻撃をサワムラーが1発耐えられるとも思ってないので、かなり悩んでましたね。

俺はもう「じごくづき」で倒すことしか考えてなかった。せっかく「こうかはばつぐんだ」の技があるんだから、うつでしょ、男の子ならって思ってた。

「じごくづき」も「のろわれボディ」で封じられてしまっていたので、もう詰みに近かったですね。とにかくポットデスの型を読み違えたことが大きなダメージになっています。

じゃあここかなり苦しかったんだ。


苦しかったですね。交代先にも負担がかかってしまうんで、サワムラーで倒しきりたいけど「バレットパンチ」では倒せないし、悩んでいたら時間が無くなってしまって結局時間切れで「ねこだまし」が選択されてしまいました。

そうそう。ミミッキュに交代だーとかそんな感じで急いで選ぼうとしたけど間に合わなかった。

で、相手は「ちからをすいとる」でサワムラーの攻撃力を下げながら体力を全快させてきます。こうなってはもうサワムラーでは本当に何もできないので、ミミッキュの「ばけのかわ」を犠牲にして、「かげうち」をうつことにしました。「もうこれしかない」というくらい追い詰められていましたね。

相手は完全に整ってるもんね。
両プレイヤーの思考をガチ比較

ヤマグチクエストの考え
「じごくづき」で与えたダメージが想像より少ない。「しろいハーブ」を持たせていたことから見ても、流行している型のポットデスではない。素早さ関係は逆転していて先制攻撃ができなくなった上に、「じごくづき」で与えたダメージを見る限り、先制技「バレットパンチ」でも倒せない可能性が高い。交代するか、サワムラーを切るつもりで「バレットパンチ」を撃つか、判断が若干難しい。
ブロリーの考え
サワムラーの型は判別できていないが、すでに勝ちパターンに入っている。相手の手としては、先制技「かげうち」を持ったミミッキュへの交代が想定でき、そうなるとこちらが攻撃技を出しても「ばけのかわ」で耐え、その後の「かげうち」で倒されてしまう。体力が低い状態で安易に攻撃はできないので、「ちからをすいとる」で相手の能力を下げつつ回復するのが安定。

ちなみに、バトルでは使いませんでしたが最後の技として「バトンタッチ」を持たせていて、控えにいるオノノクスにつないでいたらほぼその時点で勝ち確でしたね。
※バトンタッチ:自分の能力変化を受け継いだ状態で控えのポケモンと交代する技。つまりこの場面で使った場合、こうげきとすばやさが2段階上がったオノノクスが爆誕していた。

なるほど……。オノノクスはトップクラスの攻撃力に加えて技の範囲も広く、特性「かたやぶり」でミミッキュのばけのかわも無視して攻撃できる強力な特性です。こうげきとすばやさが2段階上がったオノノクスなら実質ほとんどのポケモンを先制かつ一撃で倒せますね。

なので「バトンタッチ」でつないでもよかったんですが、まあ様子見で「シャドーボール」をうちました。

で、かなり絶望的な状況になったから、俺がキレてここでダイマックスするんだよね。


予定ではトゲキッスに使うはずだったんですが、ここでテンション上がって使っちゃいましたね。こうげきが下がったサワムラーに。

「見せてやるよ、サワムラーのダイマックスを!」と。

で、こうげき1段階ダウンのダイアークでは当然落としきれず、次のターンの「シャドーボール」で倒されてしまいます。これで残りはトゲキッス1体になってしまいました。この時点で勝ち目はほぼゼロ。結局ほとんど何もできずあっさり負けてしまいました。第1試合は「型を読み違えると痛い目見るぞ」という教訓を得ましたね。ブロリーさんは、多分ネット対戦でもこういう勝ち方してきてると思いますね。

おっしゃる通りです。

ほえー。初心者に読み違えもクソもないけど経験者ほど裏をかかれるってことか。

知識があるほど型を読み違えがちになるので、大会などで強いのはこういうポケモンをうまく使えるブロリーさんのような人ですね。

いや、俺にそんな対策しなくていいよ……。