「30代にして還付金詐欺に引っかかりかけました」として手口を解説する注意喚起の投稿が注目を集めています。
投稿者のmui(@muilog3)さんによると、区役所の職員を名乗る人物から「以前に医療還付金を受け取るための申請書を送った」と電話があったことが始まり。muiさんが覚えがないと答えると、金融機関で直接手続きしてもらう必要がある、と希望の銀行を聞かれます。

次に銀行の職員を名乗る人物から電話があり、「申請書に記載の番号が必要だが、紛失した場合はATMで本人確認が必要」「電話で詳しい操作を説明する」とATMに誘導されます。ATMで電話越しに操作方法を指示され、振り込み画面に誘導されたmuiさん。預金のほぼ全額を知らない個人の口座に振り込む形になっているのを見て、詐欺に気づいたとしています。


「ほんと感心するくらいうまいんですよ」とmuiさんはコメント。例えば、区役所の職員(を名乗る人物)に「銀行に通常の業務外の対応をしてもらう」と言われ、muiさんは早く行かないといけないという気持ちになったといいます。急がせて考えたり誰かに相談したりする時間を与えないのは振り込め詐欺でも使われる手口です。
また「ATMでは『本人確認と番号の再発行』が目的と言われてるので、振り込みをするなどとは思わずに操作しているのです」「ATMのマニュアルを説明するかの口調で、振り込みの匂いなどさせない」と、muiさんは巧みな手口を説明しています・
編集部ではmuiさんに詳しいお話を聞きました。どの時点で怪しいと感じたのかを聞いたところ、「振り込みの操作をさせられているとき、本来は番号の再発行をするはずが、支店の選択をさせられ、さらに途中から相手の指示とATMの画面表示がかみ合わなくなってきて『なんかおかしいな…』と思い始めました」とのこと。直前までは完全に信じ切っていたそうで、「ATMのドアの『還付金詐欺に注意』みたいな張り紙を見ても『だまされる人いるんだ…』と思ったくらいです」。
逆に「本当っぽいな」と思ったところは、「銀行職員を名乗る相手はとにかく低姿勢で感じが良かった」ところだったといいます。ATMで行うのはあくまで「本人確認と番号の再発行」と説明されたため、全く警戒しなかったとのこと。「『最近一部に導入された新機能』とも言っており、よくわからない操作を指示されるままにしてしまうことにつながるのだと思います」。
最後に詐欺だと気付いた後は、ものすごい恐怖が襲ってきて「あぶねぇー、引っかかるところだった……」と声が漏れた、とmuiさん。相手は「はい?」と言い続けていたものの、そのまま電話を切って振り込みをキャンセルしたそうです。
muiさんの体験談には「振り込む前に気づいてよかった」「若い人でも引っかかる可能性があるんですね」などの反響や、「同じ電話がかかってきた」というコメント、また「会話を録音すると言えば引っ込む」「『調べてかけ直します』で詐欺は切れる」といったアドバイスも寄せられています。
国民に一律10万円が給付されることが決定し、この給付金に絡んだ詐欺が起きることも懸念されます。だまされないよう気を付けましょう。
画像提供:mui(@muilog3)さん
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