ヤマハ発動機は5月28日、同社の最上位スーパースポーツバイク「YZF-R1」「YZF-R1M」の日本市場向け2020年モデルを発表。2020年8月20日に発売します。

YZF-R1は、リッタークラスのスーパースポーツ(SS)バイクとして1998年に誕生。市販車ベースで競うスーパーバイク選手権(SBK)などのレースシーンで活躍し、リッターSSというジャンルを確立した「ブッ飛びの速さを求める人向け」車種の1つです。
現行モデルは2015年発売の8代目。エンジンやフレームから全面的に見直し、サーキット志向で戦闘力を高めたフルモデルチェンジでした。この際に外観も大きく変わり、MotoGPマシン「YZF-M1」のようなラムエアダクトを備え、ヘッドライトをあえて隠したレーサー風の鋭いデザインに一新。しかし日本市場では販売されず、日本では海外モデルの逆輸入車のみが流通する状況でした。

このフルモデルチェンジから5年、今回の2020年モデルでいよいよ日本でも正規販売となります。ヤマハ独自のクロスプレーン機構を採用した高出力の997cc直列4気筒エンジンは、パワーウェイトレシオが「ほぼ1」の最大200馬力を発揮(車両重量は約201キロ)。併せて、サーキットでのスポーツ走行を支える高度な電子制御システムで武装しています。
2020年モデルの改良点としては、エンジンブレーキマネジメントとブレーキコントロールを高度に行う新たな電子制御システムを追加したほか、エンジンの低〜中回転域トルクを増強してレスポンスを向上。前後サスペンションのセッティングも見直し、空力性能を高めるべくカウルも新デザインとなりました。


「さらに上」の上級モデル・YZF-R1Mは、オーリンズ製電子制御サスペンションとカーボン素材の軽量カウルを搭載。タンクやリアアームにはバフがけしたアルミパーツを採用し、走りと高級感をより高めています。
価格はR1が236万5000円(税込、以下同)、上位のR1Mは319万円から。2020年5月28日〜9月30日までの期間限定で予約を受け付け、合計400台程度の販売を予定します。
同じく1000cc/200馬力クラスである夢のスーパースポーツ「ホンダ・CBR1000RR-R FIREBLADE」(関連記事)、「カワサキ・Ninja H2」(関連記事)、「スズキ・GSX-R1000R」(関連記事)、「ドゥカティ・パニガーレV4R」(関連記事)などと熾烈な争いを繰り広げそうです。





コメントランキング
「FNS歌謡祭 第1夜」であなたが良かったと思うアーティストは?【人気投票実施中】(投票結果) | 音楽 ねとらぼリサーチ
今川焼? 大判焼き? あの“円形の厚焼き和菓子”の名前は? 47都道府県別・呼び方の勢力図を公開!(投票結果) | グルメ ねとらぼ
「ベストヒット歌謡祭2025」で良かったアーティストは?【人気投票実施中】(投票結果) | 音楽 ねとらぼリサーチ
2025年「NHK紅白歌合戦」の「白組」出場歌手で楽しみなのは?【人気投票実施中】 | 音楽 ねとらぼリサーチ
岩手県の「おいしいお土産」10選! 一番うまいと思うのは?【人気投票実施中】(2/2) | 岩手県 ねとらぼリサーチ:2ページ目