学生時代に南欧に行ったときに受けた人種差別と、そのときの叔母さんの毅然とした態度を描いた漫画が、考えさせられる内容で反響を呼んでいます。作者はイラストレーターで漫画家の尾添(@ozoekkk)さん。

南欧で差別を受けたときのお話
作者の尾添さんが学生だったころ、南欧で行われた叔父さんの葬儀に参列したときのこと。叔母さんと一緒に地元のカフェに行くと、近くにいた白人男性たちが大きな声で差別的な発言を始めます。


「黄色い肌に白人の服か、みっともねえ」など尾添さんと叔母さんを侮辱する男性たち。尾添さんには何を言っているか分かりませんでしたが、南欧へ移住して30年以上、通訳の仕事をしていた叔母さんには分かっていました。「聞こえてんだよ」と毅然と立ち向かいます。


叔母さんは差別について「差別の根本にあるのは孤独と未知の恐怖。彼らは現実に向き合いもせず、軽蔑したり、怯えさせたりすることで自分を守る臆病者」と話し、人種や性に関する差別は個性を否定することなので特に許してはいけないと、思いのたけを語ってくれました。
このようなことは「残念だけどよくあること」だという叔母さん。尾添さんは、「誰かと違うことは何も怖くないことだとひとりひとりの内側から変えていかなきゃ進まない気がする」「差別は自分自身と向き合う心を忘れていることも原因のひとつだと思う」と結んでいます。
人種や宗教、性別など、自分と違いのある相手に対し、よく知らないがために先入観で差別してしまう――どこの国でも起こり得ることです。自分と違った人々に何も考えずに拒否反応を示すようなことをせず、その違いは怖いものではないのだと受け止めることができれば、世界はもっと平和になるかもしれません。
読者からは、毅然とした態度を取れる叔母さんへの「かっこいい」という賛辞や、海外で同様の経験をしたというコメント、「人種差別は悲しいことです。それをなくしていくのには、相互理解が必要なのだと強く再確認しました」といった声が寄せられています。
画像提供:尾添(@ozoekkk)さん
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