ねとらぼ
2020/10/23 21:00(公開)

雲海に浮かぶ“額縁”や砂上の岩石層 航空写真コンテストの入賞作がすごい……!

上空からしか見られない幻想的な瞬間。

 世界中の航空写真を集めたAerial Photography Awards 2020の入賞作品が、地上からは目にすることができない景色ばかりで、自然と視線が向かってしまう迫力があります。


雲海に浮かぶ額縁や砂上の岩石層 航空写真コンテストの入賞作がすごい……!
「The Frame(額縁)」

 雲間に見える額縁のような写真は「ドバイフレーム」と呼ばれるドバイにある超高層ビルを写したもの。2つのタワーは全長150メートル、その間をつなぐ橋の長さは93メートルあり、「額縁の形をした世界最大の建造物」としてギネス世界記録に登録された建築物です。金色の額縁が空に浮かんでいるようで、建物が持つ異様さを存分に引き出しています。夢の世界に迷い込んだような雰囲気が漂う1枚です。


雲海に浮かぶ額縁や砂上の岩石層 航空写真コンテストの入賞作がすごい……!
「Tatacoa Desert(デシエルト・デ・ラ・タタコア)」

 コロンビアの不毛地帯「タタコア砂漠」。コロンビアで2番目に大きな乾燥地帯として知られています。乾燥熱帯林でもある不思議な土地に姿を見せる岩石層は、まるで毛細血管のように微細な線が張り巡らされています。夕陽に照らされた赤と紫の色合いが幻想的です。


雲海に浮かぶ額縁や砂上の岩石層 航空写真コンテストの入賞作がすごい……!
「Harvesting grass(イネ収穫)」

 イネ収穫期の牧歌的な風景を記録した写真には、心地よい風が吹き、虫の鳴き声が聞こえてきそうな臨場感が漂っています。「ノンラー」と呼ばれるベトナムで使われている円錐型の帽子が、田舎の原風景を思い起こさせるすてきな瞬間です。

 なお航空写真コンテストは65カ国から参加者が集まりました。ちなみに入賞作が最も多い国はベルギーで10作品。続いてロシア9作品、イギリス8作品と続きます。

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