「金玉」「万古」「珍宝」――声に出して読みたいインパクト抜群なネーミングの日本酒セットが発売され、Twitterではツッコまずにはいられない人が続出しています。

秋田県の酒店「伊藤謙商店」では、11月22日「いい夫婦の日」に強烈な名前のお酒セットを販売開始。それぞれ読み方は「金玉(きんぎょく)」「万古(ばんこ)」「珍宝(ちんぽう)」です。
名前には縁起のいい由来があり、「金玉」は「金玉良縁」(円満で何一つ欠点のない良い縁)、「万古」は「万古不易」(良いものは永久に変わらない)から取られています。「珍宝」も四字熟語「七珍万宝」にちなんでおり、多様な人達が尊重して助け合う世の中になる願いを込めたとのこと。一見するとセンシティブ判定されそうな名前ですが、実は縁起物らしいすてきな意味が込められているようです。
伊藤謙商店さんによると、「金玉」と「万古」を初めて製造・販売したのは10年ほど前。神奈川県川崎市の巨大な男根お神輿をかつぐ奇祭「かなまら祭」での出店がきっかけでした(関連記事)。その後、「金玉・万古よろこびセット」として通年で販売していたものの、製造メーカーがお酒造りを中止。11月22日より、秋田の喜久水酒造が手掛けたものに中身を変えて、リニューアル販売することになったといいます。

その際、以前から販売していた濁酒(どぶろく)も「珍宝」とラベルを改め、3本セットで販売することに。「金玉」「万古」「珍宝」をまとめた「みやびセット」は5500円。オンラインでも販売しています(価格は税込)。

さて、気になるのはお味です。「金玉」が香り控えめでしっかりとした飲みごたえで、「万古」は華やかで少し酸味がありスッキリとした味、「珍宝」は女性が飲みやすいようアルコール度数を抑えて甘口に仕上げたといいます。
「みやびセット」販売のニュースに、Twitterでは「いやいやいやいやいや、名前よ。笑」「どぶろくってのが拍車をかけてる」「金玉・万古・珍宝を「みやび」と強弁するのは凄いw」などの好意的なツッコミが殺到しています。いい夫婦の日などのお祝い事に、ユーモアを込めた贈り物としてピッタリかもしれません。
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