桃太郎に討たれた鬼の忘れ形見がいざリベンジへ! ところが仇敵は手を下すまでもないほどに落ちぶれていて……? おとぎ話を翻案した漫画が、いろいろな意味で熱いと好評です。

復讐(ふくしゅう)を誓って鍛錬を積み、鬼の娘は満を持して桃太郎のもとへ。しかしそこで見たのは、没落し貧困にあえぐ仇敵の姿でした。



桃太郎は鬼退治からの凱旋(がいせん)後、持ち帰った財物を民衆へ施していました。ところが、財物のもともとの持ち主だと自称する者が多数出現。お人よしな桃太郎は、いわれるがまま私財まで投じて返却した末に、無一文になってしまったのです。



イヌサルキジにも見放され、弱り果てた桃太郎を倒すのは簡単ですが、鬼娘はそれをよしとしません。逆に「おぬしは立派で偉大な鬼を倒した勇猛な男子である」と、桃太郎をほめたたえ再起を促します。万全な状態の相手を倒してこそ、あだ討ちに意義はあるという気概でしょう。

娘は「さつき」と名乗り、「次にあいまみえるまで、我(と戦う)に見合う男子になっておれ」と、後日の挑戦を予告して去っていきました。桃太郎もすっかり元気を取り戻し、やる気まんまんです。

もっとも、さつきが「おぬしの運命の女子になるであろう」などと、告白にしか聞こえない物言いをしたせいか、桃太郎の顔は真っ赤。彼のモチベーションは戦いと別のところにありそうです。
作者のくりきまる(@kurikimaru)さんは『のぶながちゃん公記』などを手掛ける漫画家で、現在は電子書籍サイト「アルファポリス」にて『黒い薬師と白き竜姫』を連載中。Twitterでは、鬼の娘の過去を描くサイドストーリーも公開しています。
作品提供:くりきまる(@kurikimaru)さん
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