台湾のイラストレーター、A士(@kitsunefukka)さんが描いた兵役時代の実録漫画に、普段は見ることのできないサボテンの恐ろしさを知ることができます。サボテンダーって敵キャラとして成り立つんだな……。

A士さんが兵役についていた金門島では、空からの敵兵に備えて大量のサボテンを植えていました。このサボテンは私たちの身近にあるものと違い、鋭く硬いトゲを持つ品種。トゲの長さは8センチもあり、軍用ブーツさえ貫通してしまうような“生物兵器”です。ある日突然、駐屯地の屋上に植えていたサボテンを撤去しろ、と命令が下ったことが事の始まりでした。


軍には「草刈り兵」と呼ばれる“特殊部隊”がいました。ヘルメットにフェイスシールド、厚いゴム手袋とエプロンなどの重装備に、ナイロンカッターを取り付けた草刈り機を武器にした秘密ユニットです。彼らが草刈り機のエンジンをかけ、ナイロンカッターが回転したその時、思わぬ事態が発生しました。


勢いよく回転したナイロンカッターがサボテンを木っ端みじんに! 同時に鋭いトゲも爆発四散。けが人は出なかったものの、周囲は大混乱に陥ってしまったのでした。その時の様子を作者のA士さんは「まるで対人地雷と遭遇した怖い経験だった」と語っています。
どうやら回転ブレードとサボテンの相性が悪かったと推察。結局、最後は鎌を使って手作業で刈り取ったそうです。そして切り倒したサボテンの残骸処理の時のことは、また別のイタイ話だそうです。サボテン恐るべし。
A士さんは基地のサボテンやサイザル麻の様子も写真で投稿しており、基地の防衛に使われるのも納得のダイナミックな植物を確認できます。近所を散歩しているだけではなかなか遭遇しない光景だ……。
驚異のサボテンエピソードには多くの読者から「怖い」などの反応が届いていますが、一方で「有事の際に兵器転用ができますね」「天然の障壁」「攻撃力のある鉄条網」など、その攻撃性を活用したい人からの声も届いています。ファイナルファンタジーでおなじみのサボテンダーが異様に強いのも納得。
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