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ハロー!プロジェクトの末っ子ユニット「BEYOOOOONDS」が2月3日、セカンドシングル「激辛LOVE/Now Now Ningen/こんなハズジャナカッター!」全3曲のミュージックビデオを同時に公開。他の事務所のアイドルを巻き込んで、デビューからの独自路線を自虐する内容が「自分たちで歌うと思わなかった」と話題になっています。
BEYOOOOONDSは2018年に結成されたハロプロの末っ子グループ。ハロプロ研修生から選抜された精鋭メンバー9人に、オーディションで選ばれた3人のフレッシュな戦力を加えた実力派ですが、デビュー以来一貫して王道ではなく我が道をまっしぐらに突き進んでいます。
メジャーデビューシングル「眼鏡の男の子」は、男装させた長身のメンバーを、恋する乙女に扮(ふん)した残りのメンバーが必死に取り合う少女漫画仕立て。他にもダンスというよりエクササイズに励みながら、引き締まったウエストを手に入れたいと全身で訴えかける「Go Waist」や、ビタミンの豆知識を5分に詰め込んだ「ビタミンME」などクセが強すぎる楽曲ぞろい。MVでは全員参加の寸劇がお決まりで、ハロプロが放つ隠し球として人気を博してきました。
新曲「こんなハズジャナカッター!」は、まさに「こんなハズジャナカッター!」とこれまでのぶっ飛んだ楽曲を自虐しまくる内容。モーニング娘。や、Berryz工房、℃-uteなどハロプロの歴史を彩る諸先輩の名前を列挙し、振り付けを再現しながら「カワイイねっていうか面白い」「リハーサルっていうかネタ合わせ」「この目を疑うヘンな歌詞」と自分たちの置かれた状況へ疑問を投げかけ「どこへ向かっているの?」と問いかけています。


さらに2番の歌詞にはハロプロだけではなく、AKB48を筆頭とした48グループや、乃木坂46ら坂道系、ももいろクローバーZ、でんぱ組.incら他の事務所に所属するアイドルを思わす歌詞も登場。ライバルともいえる存在に言及する歌詞は珍しい手法だけに、アイドルらしく「普通の曲歌わせてください!」というBEYOOOOONDSの切実な願いがより伝わってくるようです。
「Berryz工房」のメンバー、須藤茉麻さんは同曲について「各グループの名前が入ってたり、ハロプロ以外のアイドルさんの名前も入ってたりと、歌詞もぶっ飛んでて面白い」とTwitterでコメント。でんぱ組.incの古川未鈴さんも「でんぱ組の事が触れられている気がする」と喜び「ハロがこっちの方向で本気を出してきた、、! 最高!」とBEYOOOOONDSへエールを送っています。
「2番Bメロででんぱ組の事が触れられている気がする! 嬉しみ!」
結局は「普通の曲じゃ満足できない」「誰も見たことがない唯一無二の存在」と我が道を突き進む自らを肯定し「逆にこれでヨカッター!」と開き直ったBEYOOOOONDS。これまでとも一味違うなかなかない試みで「ハローを超越してる!?」「まさかハロプロ以外も入ってるとは」とファンを驚かせることに成功。「ハロプロでこのメタ感、王道ではない感じがやれるのって美味しすぎる」「こんなハズじゃなかったかもしれないけど、こんな感じだったから自分はハマった」とガッチリハートをつかんで離さないようです。
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