ねとらぼ読者から、日常の中のモヤッとするフレーズを募集する読者投稿企画。今回は「気付いちゃった人だけモヤッとする日本語」編として、近年の「全然」の使い方に違和感があるという声をご紹介します。
「全然食べます」

職場の同僚が某夢の国のお土産を買ってきてくれて、後輩(かなり若い)に「ロッカールームに置いとくから好きに食べてね〜」と言ったとき、その後輩は「全っ然食べます!!」と勢いよく返事。
私は(全然いらないです! と言うのかと思った……)と驚き、同僚も「……え!? ……あ、食べるのね……?」と困惑していました。
「全然」(否定)と「食べます!」(肯定)が、1つの言葉になっているからでしょうか……。私も家族もあまり好んで使わない表現なので、個人的にモヤッとするだけかもしれません。
今は「全然アリ」「全然オッケー」というような言い方が定着してしまっているので、後輩は同じようなノリで使ったものだと思います。ですが、やはり「全然」と「食べます」はくっつけると少し違和感を覚えました。
「全然いい」
何か提案したときなどに使われる「全然いいよー」。「全然」と「いい」は真逆の言葉なので、モヤッとします。言い換えるなら「それでも大丈夫」「全く構わない」。
編集部注
ねとらぼ編集部で調べてみたところ、打ち消しを伴わない「全然」に違和感を覚える人がいる原因は2つ考えられそうです。
<1:昔の使い方だから>
大辞林第四版によると、明治大正期には「全然悪い」「全然同意」のような肯定表現が用いられていたとか(この場合、意味は「全て」「すっかり」)。これに該当するケースであれば、令和の現代に違和感を覚える人がいてもおかしくないはず。
<2:新しい意味だから>
また、同辞典によると、近年の話し言葉では、「非常に」「とても」と程度を強調するために「全然」を使われることがあるとか。
10年以上前の調査になりますが、文化庁が平成15(2003)年度に行った「国語に関する世論調査」では、「『とても明るい』ということを、『全然明るい』と言う」という設問で「ある」と答えた人は20.7%。少数派ではありますが、5人に1人とそれなりの割合です。
この「全然明るい」のようなケースの場合、打ち消しを伴わないうえに意味もちょっと異なるので、慣れない人はモヤッとしてしまうかも。
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