「新刊本はメルカリで意外と高く売れる!」――TSUTAYA店舗の一部にこのようなPOPが掲出されていることがネットで批判を呼んでいます。TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、配慮が欠けた表現があったとして、このキャンペーンをいったん中止すると明らかにしました。
問題の店頭POPは、TSUTAYA店頭で販売されている新刊本がメルカリでいくらで売れるかチェックできるとして特設サイトに案内するもの。特設サイトでチェックすると、クーポンをゲットできるとうたっています。
店頭を訪れた人がポップの写真をTwitterに投稿すると、「書店が本の転売を推奨するなんて」「作家への敬意を欠いている」「万引きを助長するのでは」と批判の声が多く寄せられました。



編集部ではCCCにこのキャンペーンを実施するに至った経緯を聞きました。この取り組みは、「書店での紙の新刊本の購入を増やすことを目的とした、店舗と期間を限定した実証実験」だったと同社は説明しています。
「店頭で新刊本のメルカリ査定価格が分かったら、新刊本を購入する機会が増える」という意向が半数以上だったという自社調査の結果を実証するための実験として実施。TSUTAYAのエコブックス(店頭の中古売買サービス)の買い取りサービス利用者の7割以上が、TSUTAYAのお店で半年以内に新刊購入をしているという実績があったことも背景にあったといいます。
「新刊の購入者が増加するのであれば、出版業界全体が利益を得るサイクルとなり得ると考えておりますし、それを凌駕するほどメルカリでの購入者が増えるのであれば、メルカリでの売買による差益を、出版社様や著者様に還元する仕組みの構築も企画していく必要があると考えております」(CCC)
キャンペーンへの批判ついては、「万引き・転売抑制についても、本実証実験を通じて検証していく予定となっておりました。店頭POP等で、著者や出版様への配慮が欠けた表現があり、一部の方に誤解与えてしまった事について、深く反省し、5月9日まで予定していた実験キャンペーンは一旦中止いたします」と述べています。
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