2001年に22歳で飛行機事故により夭折(ようせつ)した米歌手で俳優のアリーヤによる1996年のアルバム「One in a Million」が、米ビルボードの全米アルバムチャート「Billboard 200」においてTOP10にランクインしました。同アルバムは2021年8月20日にストリーミング配信が解禁されたばかりで、20年前に人気絶頂で亡くなったアーティストがTOP10にランクインするという事態が話題になっています。

アリーヤの楽曲はデビューアルバムの「Age Ain't Nothing But a Number」を除き、彼女の遺産管理団体が許可を下ろさずストリーミング配信されていませんでした。しかし配信が解禁されるやいなや8月20日から26日までの集計で現在全米アルバムチャート10位に(記事執筆時)。9月3日に出演作でもある映画「ロミオ・マスト・ダイ」のサウンドトラック、9月10日に遺作となった2001年のアルバム「Aaliyah」が、そして10月8日には「Care 4 U」「Ultimate Aaliyah」が配信開始する予定です。
ただし遺産管理団体は「遺産への透明性や完全な会計処理もなくアリーヤの音楽をリリースするという恥知らずな試み」と渋々なスタンスを明らかに
なお、1位はオリヴィア・ロドリゴ「Sour」で、TOP10内はアリーヤ以外全員、存命で現在も活動を続けるアーティストばかりです。「Billboard 200」では2014年から音楽ストリーミングサービスにおいて再生回数1500回またはアルバム収録曲から10曲購入されるとアルバム1枚分として集計される仕組みとなっています。

8月に米Variety紙が発表した、ハリウッドスターが出演作で手にした報酬のランキングでは、ロック様こと米俳優ドウェイン・ジョンソンを抑えて英俳優ダニエル・クレイグがトップに君臨しています。ダニエルは2019年公開「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」とその続編合わせて1億ドル(約110億円)を、2位のロック様は「Red One」で5000万ドル(約55億円)の報酬を受け取ったとのこと。
1996年の映画「ケーブルガイ」主演の米俳優ジム・キャリーは、当時ハリウッド史上最高額であった2000万ドル(現在では約22億円)の出演料を受け取り驚かれました。現在では俳優たちがその額をはるかに上まわる報酬を得ているのは、NetflixやAmazon Prime Videoなど大手ストリーミング配信サービスが作品を獲得する際、俳優に対し作品が劇場で独占公開された場合に得られるはずのバックエンド収入を支払っていることが関係しています。

また、米俳優スカーレット・ヨハンソンは、主演した映画「ブラック・ウィドウ」を巡り、ディズニーを契約違反で訴えています。これはディズニーが同作を劇場公開と同時にDisney+のプレミアムアクセスで配信開始したことを問題にしたもの。スカーレット側の主張によれば、当初交わした契約では同作は劇場独占公開のはずであり、劇場での興行収入に応じたバックエンド収入を得られるはずだったそう。
しかしDisney+との同時公開により劇場の興行収入は減ってしまい、スカーレット側は5000万ドル(約55億円)を超える多額の損害をかぶったと訴えています。
アーティストや俳優のランキングや収入に大きく影響するようになったストリーミングサービスは、いまや映画スタジオに勝る資金力を備えているようにも感じられ存在感が増すばかり。アーティストらとの関係次第でこれからのエンターテインメント業界をさらに大きく様変わりさせるかもしれません。
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