Webメディア「cakes(ケイクス)」に掲載された記事「ぼくたち1週間で『18万1379円』稼ぎました!」がSNS上で多くの批判を集め、掲載停止となりました。
当該記事では、高校生らが限られた資金を元に商売に挑戦する様子を紹介。その商売内容が同人誌の転売行為に該当するものだったことから批判を集めました。

“コミケ代行”を行ったサークルのリスト(削除済みの記事より)
もともと同記事は、2019年に行われた体験学習の内容を、2021年10月5日にレポート記事として公開したもの。20人の現役高校生たちが商売のプロの講義を受講した上で、各自3000円のお小遣いと、保護者からの出資金3万円を受けて1カ月限定で本当に商売をやってみる、といったイベントでした。
主催したSTOKEは企画趣旨について「メルカリでもヤフオクでもnoteで文章を売るのでも、なんでもいい。とにかく『1円』でもいいから、自分で稼ぐ体験ができる場を作りたいと思い、このイベントを企画しました」と説明していました。

主催側による企画趣旨の説明文(cakes「高校生よ、ショーバイせよ!」第1回掲載記事より)
炎上したのは最優秀賞を獲得した3人組のチーム。プレゼンでは“コミケ代行”なる業務で28万5210円の売上があったと報告し、イベントに参加したDMM会長兼CEOの亀山敬司さんから「今回のお題『ハイスクールショーバイ!』にふさわしい、商魂たくましいチームだった」と高く評価されていました。
プレゼンでは「高額転売よりは安い値段で、かつ確実に手に入れられる『代行業』をやってみようと思いました」と説明していましたが、「限定100部の1000円の本がなんと6万円で売れた」とも報告しており、記事公開後の10月11日になって「明らかな転売行為だ」などと批判が集中しました。
また、記事内に掲載された同人サークルのリストには、転売禁止を掲げるサークルや、成年向けの作品をメインに扱うサークルも含んでおり、こうした点に補足説明なく記事を掲載したcakesやSTOKEの姿勢に対しても批判が上がっています。
記事削除についてSTOKE代表の柿内芳文さんは自身のTwitterアカウントにおいて、優勝チームによる行為が「コミックマーケットの理念にそぐわない」ものであったと認め、「本来であればその事を学生に伝えしっかり監督すべき立場にありながらその事を怠ったことは全て私、柿内芳文の責任であり、ここに深くお詫び申し上げます」として、コミケ運営や該当する作家に対して謝罪しています。
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