12月20日、ビデオミーティングを使った“リモート演劇”で知られるノーミーツが、対面で遊ぶアナログゲーム『RED LINE』の販売を開始しました。「マーダーミステリー」と呼ばれるジャンルの作品で、プレイヤーは物語の登場人物に扮(ふん)して謎の解明を目指します。

ノーミーツは、コロナ禍に誕生したエンタメ集団。ビデオ会議ツール「Zoom」を利用したリモート演劇で注目を集めたのち、テレビ番組「世にも奇妙な物語」の特別コンテンツの作成に携わるなど、“会えない時代”の新たな体験を創出してきました。
そんな彼らが、直接顔を合わせなければ遊べないアナログゲームを発売しました。「来たるべき未来に向けて、新しいゲームを通して“人と人が仲良くなるきっかけ”をつくりたい」との考えから、ストーリーゲームレーベル「POLARIS」としての挑戦を始めたといいます。
第1弾である『RED LINE』は5人用の“マーダーミステリー”。プレイヤー自身が物語の登場人物になり、推理し、協力し、ときには裏切りながら、唯一無二の物語を紡いでいく“遊ぶ映画”のようなジャンルです。

吸血鬼と人間が対立した世界を舞台に、ひとつの「殺人事件」の真実をみんなで解き明かすシナリオとなっており、ゲームマスター(進行役)がいなくともプレイヤーだけで進められる構成になっています。プレイ時間は150分を想定。



筆者が体験会で実際にプレイした感想としては、マーダーミステリー初体験にもってこいの作品という印象。謎解きは比較的シンプルですが、「密談」「カード集め」「特殊スキル」といった要素が充実していて、これ1本遊ぶだけで「マーダーミステリーの楽しさ」をあらかた味わえます。
冊子やカード、果ては外箱に至るまでリッチ&スタイリッシュで、触っているだけでワクワクするのもポイント。「このゲームを最初に遊んだらマーダーミステリーを好きにならざるを得ないのでは?」と思わせる充実した内容でした。
ネタバレになるため詳細は控えますが、“謎解き以外”の部分にもこだわりが詰まっているため、経験者がプレイしても満足感を味わえるのではないでしょうか。私はエンディング分岐の多さに手を叩いて笑いました。

一方で、価格は4800円とややお高め。上述の魅力を踏まえると、初心者が手を出しにくい値段になってしまったのは少し残念です(一人頭で割れば1000円以下ではありますが)。その分、コレクションアイテムとしての出来が素晴らしいので、「マーダーミステリーファンが購入して布教に使う」用途に適した作品といえるかもしれません。販売形式は公式サイトをご確認ください。
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