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俳優の土屋太鳳さんが2月5日にInstagramを更新。2月4日から公開中の自身が出演する映画「大怪獣のあとしまつ」を見た母親の反応を伝えています。同作は公開直後から低評価のレビューが次々とネットに投稿され、一時はTwitterのトレンドに関連ワードが複数上がるなどネガティブな方向で話題になりました(関連記事)。

「誰もが知る“巨大怪獣”の、誰も知らない“死んだ後”の世界を描く、空想特撮エンターテインメント」と銘打たれた同作は、人気俳優をキャストにそろえ最高峰の特撮技術を駆使する一方で、すべりまくるギャグが連発される怪作との評判。俳優の田中圭さんが公式に寄せた「大怪獣の後始末にはみんな一生懸命なくせに、笑いの後始末はあまりしてくれませんw」というコメントもその特異さを端的に示していて、公開日のSNSでは「令和のデビルマン」「シンゴジラ作ろうとしたら生まれた何か」と大騒ぎとなりました。

土屋さんによると、母親は映画を2度鑑賞。最初に見た時の違和感が何なのかを考えたくてもう1回見たとのこと。そのときに心に刺さる部分があることに気付き、一気に印象が変化したそうです。土屋さんが引用した母親の感想を紹介。
「特撮のどの部分がもともと好きか」にもよると思うし、「特撮に何を求めているか」にもよると思うし、特撮というジャンルを見守ってきた人達が望んでいる方向性や、今現在作られている作風のトレンドとは違う気がしました。
むしろ、洗練と引き換えに削ぎ落としてきたものを集めたような印象もあるけれど、それを退化と捉えるか原点回帰と捉えるか、冒涜と捉えるか挑戦と捉えるか、そしてその解釈をどの着眼点で見出すか、によって感想が全く違ってくる作品だと思います!
私の感想を“たとえ話”で表すなら、スタイリッシュなインテリアに模様替えして断捨離しようとした瞬間、処分しようとしていた物の中に大切な鍵が紛れているのを見つけて、「危ない危ない!」と拾い上げた時の気分に似ています。少なくとも私は勇気をもらいました!
土屋さんはこの感想に「母の気持ちは伝わってきたし面白いなと思いました」とコメント。一方、ファンからは、素敵な表現で引き込まれて考えさせられる文章」「太鳳ママすごい ストンと心に落ちました」「お母さん、語彙力半端ないですね」「自分の言いたい事が全て詰まったような素晴らしい感想です!」など、感想の表現力に感嘆する声が多く寄せられました。
その他、「2回観たらまた色々と世界が変わってみえるかも……落ち着いたらまた2回目観てみようかなとも思いました」とあらためて同作を見なおしてみたいという人も見られました。
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