珍しい名字の人と接する場合の心掛けを描いたコミックエッセイ「名刺交換のときに気をつけたいこと」がTwitterに投稿されています。
珍しい名字のせいでコンプレックスを抱えていたけれど、あるきっかけでポジティブに思えるようになったという作者のえりたさん(@erita_enikki)。学校や職場など、誰しも一度は経験するであろう「珍しい名字の人と接するときに気を付けたいこと」について、えりたさんに聞きました。

言われてうれしかった「これはすてきな名字ですね」
えりたさんの旧姓はかなり珍しく、同姓を名乗る人は全国でも50人程度。ゆえに、営業職を務めていたころは初対面で名刺を渡すたび、「変わった名字だね。出身は? 由来は?」などと驚かれるのが常でした。

小学生時代に近所の子に「変な名前」とからかわれて以来、「変わっている」ことはえりたさんのコンプレックスに。そんなある日、営業先で言われた言葉がえりたさんの救いとなりました。

「おーっ! これはすてきな名字ですね」――。「変わってる」と言われ続けた自分にとって、そのふとした言葉がすごくうれしかったと、えりたさんは振り返ります。


凝った名前の子どもも多い昨今、珍しい姓名の人との出会いは誰にでも起こり得えること。えりたさんは自身のうれしかった経験を踏まえ、名刺交換の際は「変わった名前ですね」ではなく、「『すてきなお名前ですね』と言葉をかけたい」として、漫画を締めくくりました。
「自分も珍しい名字なのでストレスになるのは分かる」「ちょっとした伝え方で相手の気持ちが変わる好例」「相手の立場になって言葉を選ぼうとあらためて思いました」と、読者から共感や感心の声が寄せられたこの漫画。編集部はえりたさんを取材し、同作にかかる思いなどを聞きました。
小学生のころ「変な名前」とからかわれて
―― 名字をコンプレックスに感じるようになったのはいつごろからですか?
えりた:小学生のころ、近所の子に「変な名前」とからかわれてからのことです。
―― かなり珍しい名字とのことでしたが、身内や地元以外で同姓の人に出会ったことはありますか?
えりた:まだないです。
―― 名刺交換以外に、名字で苦労することはありましたか。
えりた:電話で名乗るときに字が伝わりにくかったり、既製品の印鑑に自分の名字がなくて、手軽に買えなかったり……。病院で名前を呼ばれると周囲にびっくりされたり、同姓同名の人がまずいないのでネットで身バレしやすかったり……なんてこともありました。
―― 珍しい名字で得することと損することと、どちらが多かったですか。
えりた:営業職として、お客様に覚えてもらいやすいメリットはありましたが、私はあまり目立ちたくない性格なので、損だなと感じるほうが多かったです(苦笑)。
―― 漫画でも描かれていましたがあらためて、珍しい名字や名前の人と接する際の心掛けを教えてください。
えりた:びっくりしないこと、奇異な目で見ないことだと思います。ぎょっとする空気感は相手に伝わりますので、あくまでフラットに接して、会話のなかでさりげなく「そういえば、すてきな名前ですよね」と言えるといいのかなと思います。
作品提供/協力:えりた(@erita_enikki)さん
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