1990年代に中央競馬で活躍した競走馬「ナイスネイチャ」の誕生日にあわせて、引退馬の支援を目的に寄付を募る「ナイスネイチャ・34歳のバースデードネーション」が、2022年4月16日にスタートしました。

ナイスネイチャは1990年に中央競馬でデビュー。人気馬がずらりと顔を並べる「有馬記念」に3年連続で出場(3年連続で3着)。ダイユウサク、メジロパーマー、トウカイテイオーなど、強豪たちと激戦を繰り広げるもここぞという競争で勝ちきれない様子から「ブロンズコレクター」と称され、1996年に41戦7勝という成績を残して多くのファンに惜しまれながら引退しました。

そんなナイスネイチャの誕生日にあわせて行われているのが、NPO法人「引退馬協会」が主催するバースデードネーションです。引退した競走馬たちを支援するための寄付金を募る企画として、ナイスネイチャを広報部長に起用。2017年から毎年行われてきましたが、2021年にはスマホゲームやアニメで爆発的な人気を集めた「ウマ娘 プリティーダービー」に登場したこともあってか、前年の約20倍に相当する3582万9370円もの寄付金が集まりました。

その結果として引退馬協会は2021年にディープスカイ、タイキポーラ、ノボキッスなど、12頭の引退馬を受け入れることができたと報告しています。寄付金の一部は「長期的なリスク」に対応するためのプール金とした上でも余裕があることから、引退馬10頭の追加受け入れを表明しています。

そうした背景があり、2022年は「引退馬の再就職」を支援することが目標に。乗馬やコンパニオンとして、引退した競走馬を「新たな活躍の場」に送り出すためには治療や療養、再就職に向けたトレーニングなどが必要で、その費用は1頭あたり170万円ほどかかるそうです。
今回のバースデードネーションでは、5頭分に相当する850万円を目標金額に設定。受付開始から5時間ほど経って、すでに達成しています。寄付金額は500円から可能で、受付期間は1カ月となっており、今回はどれほどの寄付金が集まるのかにも注目が集まっています。
(春山優花里)
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