ネット民よ全員集合！　鈴木雅之、「違う、そうじゃない」を28年ぶり録音　パワフルな“元ネタ”披露に「ミームにするには勿体ない」

　歌手の鈴木雅之さんが6月15日、“一発撮り”YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」に登場。自身の有名曲「違う、そうじゃない」を約30年ぶりに録音しています。

　「違う、そうじゃない」は1994年1月にリリースされた楽曲。ファンキーなバンドサウンドに乗って、鈴木さんの艶やかな歌声が響くラブソングですが、ポップソングとしてはインパクトがありすぎるタイトルに加え、ワインレッドのスーツを着込んだ決め顔の鈴木さんが肩に手のひらを置くという癖強な当時のCDジャケットも話題に。

　SNSが普及した現在では、アニメキャラや映画キャラと差し替えたパロディー画像や、ネタツッコミの際に用いられるお約束のキーワードとなり、元ネタをしのぐほどの“ネットミーム”として知られています。

　6月3日に「SILENT SIREN」のすぅさんとアニメ「かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-」のOP曲「GIRI GIRI」を披露していた鈴木さん。再度の登場となる「THE FIRST TAKE」の場では、色気たっぷりの歌声で余裕あるパフォーマンスを披露していました。なお、この曲はリリース以来、ライブを除き実に28年ぶりの録音になるとのことです。

　鈴木さんのスタッフが運営するTwitterアカウントは動画公開に先がけ、「ネット民全員集合」「みなさんの大好きな曲を歌います」と“分かっている”体で呼びかけ。「ネットの皆さんの中にはタイトル・曲名は知っていても音を聴いたことがない人もきっと多いのでしょうね」と楽曲を取り巻く現状を踏まえつつ、「どんな角度であれ知っていただけているのはとてもありがたいことです」とありがたいコメントをつづっていました。なんて懐が広いんだ……。

　楽曲に触れた人たちからは安定した歌声や技量をたたえる声の他、「いろんなところで画像をよく見るけど初めて歌聴いた!!　めっちゃかっこいい!!」「ミームにするには勿体ない」「こんなカッコイイ曲だとは知らなかった」と、“元ネタ”の持つパワーに圧倒されたという声や、「時代に合わせてアニソンやYouTubeに出て今の人達にも認められるって凄い人」と、御年65にして最前線に立ち続ける鈴木さんを尊敬するという声も聞かれました。