鉄板の上でくるくると回転しながら踊るたこ焼き。Twitterに投稿された、ちょっと変わったたこ焼き器の動画が話題を集めています。どういったいきさつで開発されたものなのか、製造元に話を聞いてみました。
「大阪のホテルにて。こんな機械初めて見たけど、こちらでは常識なのだろうか」とコメントとともに、たこ焼きが自らブルブル回転しながら焼きあがる様子の動画を投稿したのはアウトドア系気象予報士(@g640114)さん。

たこやきが自ら回る! 画像提供:アウトドア系気象予報士(@g640114)さん
大阪の家庭では家庭に必ず1台あるともいわれているタコ焼き器。リプライ欄には「大阪人もビックリ」「ずっと見ていられる」などというコメントが多数寄せられています。なかには「技術の進歩と捉えるべきか、はたまたたこ焼に対する冒涜(ぼうとく)と捉えるべきか」というたこ焼きに対するアツい思いにあふれた声も。

「程よく串で回して、たこ焼きをサポートすることで、『たこ焼きを作っている』という実感を持つことができる製品」との説明 画像は「踊る!たこ焼器ファンド」から
このタコ焼き器は、大阪池田市のブランケネーゼが製造した「踊る! たこ焼き器」という製品です。いったいどういう機械なのでしょうか? 製造元に開発のいきさつや実際の焼き上がりについて直接聞いてみました。
――どのようなきっかけで開発したのでしょうか
ブランケネーゼ 弊社はお好み焼き粉などに使われるフリーズドライの山芋パウダーを製造している会社で、粉をセットで販売するために機械を開発しました。卓上でお子さんと楽しんでいただきたいとの思いがあり、焼き上がりはやや小ぶりに仕上がるように工夫しています。内臓のモーターの振り子の振動でたこ焼きがくるくると回る仕組みですが、開発にあたって振り子の角度に関しては特許を取得しました。
――売れ行きや購入者の反応は?
ブランケネーゼ 2007年から粉とセットで発売し、多いときで年間700台ほどが売れていましたが、残念ながら2年前からコスト高もあり製造していません。家庭用たこ焼き機としては少し高額の1台1万5000円程度で流通していましたが、国内外の展示会に出展すると、すごく反応は良かったですね。しかし、関西で展示すると「たこ焼きに手を抜くな」といったツッコミもよく聞かれました。粉もん文化に対する思い入れを強く感じましたね。
――普通のたこ焼き器との焼き上がりの違いはありますか?
ブランケネーゼ このたこ焼き器は弊社の山芋入りの粉でレシピ通り作るとうまく焼きあがるように設計していました。粉の配合によっては溶かす出汁が多いととうまく自動で回転しないこともあるようです。それぞれの家庭でたこ焼きを作る際は、ぜひ山芋粉を混ぜてみてください。ふわとろの食感を楽しめておすすめです。
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