日常のハッとするような気付きを与えてくれるツイートを、イラストとともにご紹介する企画「その視点はなかった」。今回は、ちょっとした工夫が大きな効果を生む、というお話です。

その視点はなかった

(イラスト:野田せいぞ

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注意喚起よりも効果的だったのは……

以前、営業車300台に会社のロゴを貼る仕事をしたことがあって。走りながら社名を広告してもらうのが主目的ではない。結果、燃料費が3割減少。急加速急発信が減って安全運転になる、私的利用が減少。注意喚起だけでは人の行動はなかなか変えられないことを実体験で腹落ちした瞬間。

(よしだけいすけさんのツイートより)

 よしだけいすけ(@ruiji_31)さんが手掛けた、「300台の営業車に会社のロゴを貼る仕事」のお話。その目的は会社のPRもあったそうですが、主たるものは「社員に安全運転を心がけさせる」「私的利用の防止」の2点だったそう。効果はてきめんで、特に燃料費は3割も減ったとのこと。これを受けたよしださんは「注意喚起だけでは人はなかなか変えられないものだ」と、つくづく実感したそうです。

 百の言葉で言って聞かせるよりも、社名という看板を背負っていると意識させる方が効果的であった、という体験談。コストはそれほど高くなく、効果は明確な数字に現れるほど。よしださんいわく「あまり期待はしていなかった」と言いますが、すばらしい結果を見せてくれましたね。

 このツイートには「在宅サービスでしたが『看板背負って走ってるんだよ?』とよくドライバーさんには言ってました」「なるほど……これは個人的にも発見です!」「会社の看板を背負っていると思うとうかつなことができない心理」など、絶賛の声が寄せられています。

記事:たけしな竜美(@t23_tksn

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