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エイベックス代表取締役会長の松浦勝人さんが10月4日に自身のYouTubeチャンネルで生配信を実施。シンガー・ソングライターの川本真琴さんが9月にサブスクリプション(定額制)形式の音楽配信サービス(以下、サブスク)について厳しく物申したことを受け、自身の見解を述べました。


川本さんは9月20日に更新したTwitterで、シンガー・ソングライターの七尾旅人さんの発言を受ける形で、サブスクがアーティスト側に強いる不平等ぶりに激しい怒りをにじませ、「利益がどれだけ少ないかを知ってほしい」「サブスクというシステムを考えた人は地獄に堕ちてほしいと思っている」と強い調子でツイートし、大きな反響を呼んでいました(関連記事)。
川本さんは後になって当該ツイートを削除し、9月26日に更新したTwitterで「サブスクで楽しんでもらいたいとおもっていますが、そういう現実があることも知ってほしかったです」とコメント。音楽を仕事にしたい友人の苦境を知ったためサブスクの仕組みに言及したとし、“サブスクを通じてさまざまな音楽を楽しみたい”というユーザーの思いを否定しているわけではないと説明していました。
松浦さんは配信視聴者から川本さんの一件への感想を聞かれ、“サブスクには救われた人と救われない人の両方がいるのではないか”とまず回答。
先んじてサブスクが今後主流になると予測し、親交が深い歌手の浜崎あゆみさんにも「これからは(CDが)売れる時代じゃないぞ、何回聞かれるかの時代だからな」と伝えていたといい、CMを流したりテレビで踊ったりするなど、それぞれの時代に適合した音楽の売り方や仕組みが存在するのだと指摘しました。
その上で川本さんの発言に、「じゃああなたがヒット曲を作ればいいじゃない」「いっぱい再生されるようにすればいいじゃない」と1回の再生回数における獲得金額が少ないならば、それをカバーできるほど多く聞かれるような楽曲、ひいては売り出し方を考えるべきではないかと持論を展開。
“地獄に堕ちてほしい”のツイートには「時代遅れもはなはだしいんじゃないですかね? サブスクだってどうなるかわかりませんよ」「時代にそぐわない自分をおいておいてそう言ってもしょうがない」と手厳しくコメントしていました。
松浦さんは、サブスクに肯定的な意見を述べる一方、YouTube上で再生された際などの収益分配には疑問をいだいているとも発言。
手元に入ってくる著作権収入について、「ここでこんなにとられてるの?」「Googleさんこれなんですかって聞きたくなる」と首をかしげてしまう瞬間があることを明かし、「俺だってCDが売れていた方がめちゃくちゃ儲かるもん。サブスクなんか全然儲かんないよ」「CDだけだったらもっと良かったよ」と、川本さんの意見にも一部理解できる部分があるとしています。
サブスクやYouTubeでの楽曲視聴にあらかた持論を述べた後、誰にとっても全く収益が発生しない音楽の違法ダウンロードがはびこることこそ問題だとし、「サブスクを考えた人じゃなくて、ダウンロードできるようにした人を恨むべきだよ」「視点が違う」と断言。「時代に合わせたものをやらずしてはエンタメはやっていけないと思うよ」とまとめていました。
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