タレントの柳原可奈子さんが6月11日にInstagramを更新。脳性まひを公表している長女の座位保持装置(座る姿勢をサポートする装具)のメンテナンスを終えたことを報告し、“子どもに必要なもの”についての思いを伝えました。

柳原さんは2019年2月に結婚を発表し、同年11月に第1子女児、2022年11月に第2子女児の出産を報告。2023年4月にInstagramを開設し、3歳長女が先天性の脳性まひを患っていることを公表しています。6月6日にはInstagram開設の理由として「今の私のほとんどを占めている娘たちのことは、自然に話したかった」と語っており、同じ境遇のフォロワーと情報交換できることを喜んでいました。
今回の投稿では、訪問リハビリの医師に付き添ってもらいながら座位保持装置のメンテナンスを行ったことを報告。長女が2歳半のころにぴったりサイズで作成してもらった装置を成長に合わせて調整し、「完成から一年、大きくなったね〜とみんなに褒められたよ」のコメントとともに、ピースする長女の写真を公開しています。

座位保持装置とは、さまざまな機能障害の状況によって座る姿勢を保持できない人をサポートする椅子のようなもの。座位保持椅子とは違って乗り物のシートや車椅子にも設置できるものを指します。
きれいな姿勢を保てるジャストサイズの座位保持装置を作るには時間がかかるため、柳原さんは長女が2歳半になるまで赤ちゃん用の椅子やお風呂用チェアで対応していたとのこと。それらが合わなくなったころ、同じ病院に通っていた子どもの親が姿勢保持椅子を貸してくれたことを明かし「ありがたいです」「こういった椅子やバギーなどとっても高価なので、みんなで貸し借りできると助かるね〜!!」と語りました。
補装具の費用については市町村からの補助があるものの、所得制限が設定されているため自己負担額はまちまち。柳原さんは座位保持装置と子ども用車椅子に約82万円かかったと告白し、「必要な子どもに必要な物が行き届き、『安心してどんどん大きくなるんだよ〜!!』と思えることが1番の願いです」と思いをつづっています。

脳性まひの子どもを持つ親からは「子供は成長するのに補助が出るまで何年も同じのを使わないといけないんですよね……」「もっと寄り添える制度になって欲しいと本当に思います」「体が成長して使えなくなったら貸し借りできると良いですね」といった体験談が多数寄せられたほか、「82万!」「金額見てビックリ」と驚きの声も上がりました。
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