『アメイジング・スパイダーマン』などのマーベル作品で活躍してきたアメコミ作家のジョン・ロミータ・Srが6月12日(現地時間)、93歳で亡くなりました。息子でアメコミ作家のジョン・ロミータ・Jrが公表しました。

ジョン・ロミータ・Jrは13日(現地時間)、『アメイジング・スパイダーマン』のイラストを掲げ笑顔を見せる父親の写真をInstagramへ投稿。「口にするのもつらいことですが、私の父ジョン・ロミータは今週の月曜日、眠っている間に穏やかに亡くなりました。彼はアート界のレジェンドであり、彼の足跡をたどることは私の誉れとなるでしょう。私の家族へ敬意を表し、みなさんの思いやお悔やみはこちらへ留めておくようお願いいたします。彼は私が知る中で最も偉大な男でした」と同じ道を選んだ息子として父親への尊敬を示し、また悲しみの最中プライベートを守ってほしい旨を伝えました。
この投稿へは、『X-メン』『バットマン:ハッシュ』などで知られるアメコミ作家のジム・リーが「あなたのお父さんは何世代ものファンやクリエイターにインスピレーションを与え楽しませてくれた、すばらしく美しい才能を持った作画家でアーティストであることは言うまでもないことです。でも僕にはそれ以上の存在だった」と、長いキャリアの中アーティストとしての意欲や正しい考え方を身につけることができたのはジョン・ロミータ・Srの存在が大きいと述べ、「プロと初心者に対して同じように接しようとする彼のやり方は、僕がアートを批評したり新しい才能を雇うことになったとき、見習おうとしたものだった」と明かし、哀悼の意を表しました。
その他多くのアーティストらによる追悼コメントに加え、ファンからも「僕と、数えきれないファンたちにとって真のヒーローでした。あなたとあなたのご家族に深い哀悼の意を表します。スパイダーマンを見るたび、いつでもどこにいても彼を思い出します」「ああ神様、お悔やみを申し上げます。彼は最高にすばらしい人で、毎回サインやスケッチをお願いしたくて列に並ぶたび、作品と同じくらいすてきな人でした」など多くのコメントが寄せられました。

パン屋の息子として生まれ、マンハッタンの工業工芸学校を卒業したジョン・ロミータ・Srは、コミック業界で活躍。のちにマーベルとDCとなる会社でも多くの仕事をし、「ウルヴァリン」「パニッシャー」など人気キャラクターの誕生にも携わりました。1966年、マーベルの編集長スタン・リーと『アメイジング・スパイダーマン』の連載を開始。マーベルでトップの人気を誇る作品となり、その後も数々のタイトルを手掛けています。
『スパイダーマン』の生みの親であったスタン・リーは2018年に亡くなり、ジョン・ロミータ・Jrは2021年にInstagramで自身と父、スタン・リーの3ショットを公開。「何てすばらしい思い出なんだろう。みなさんと分かち合いたかったんだ」と過ぎ去った日を懐かしむコメントを添えています。
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