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「南アフリカの通信会社がデータ転送で伝書鳩に負けた」――2009年にこんなニュースが報じられましたが、現在の回線で実験してみたYouTube動画が興味深い結果となりました。

伝書鳩の方が速いのか(以下画像はYouTubeチャンネル「Jeff Geerling」より)
YouTuberのジェフ・ギアリング(@JeffGeerling)さんが伝書鳩によるデータ輸送とインターネット転送、どちらが速いかを3Tバイトのデータで比較しました。
伝書鳩の脚に取り付けるのに最適なデータ輸送方法としてSSDが選ばれました。1TバイトのSSDから余分なパーツを取り外し、1枚5グラム程度に軽量化。伝書鳩に3枚のSSDをくくりつけて1マイル(約1.6キロ)飛ばしたところ、データを運べることが確認できました。
次に伝書鳩による運搬速度の推定値を出していきます。鳩の移動速度は時速125キロとされていることと、SSDに3Tバイト分のデータをコピーして元に戻すのにかかった時間2時間30分を合計して伝書鳩の運搬速度が定まりました。
グラフで比較してみた結果、およそ500マイル(約800キロ)まではインターネットよりも、伝書鳩が速いという計算になりました。すごいぞ伝書鳩……!
さらにジェフさんは鳩のマスクをかぶって“ジェフピジョン”としてもっと長距離での物理移動に挑戦。米セントルイスからカナダのノバスコシアまで2000マイル(約32000キロ)、飛行機を使って物理媒体でデータを輸送するのにかかった時間は6時間53分、インターネットでの転送は10時間54分。およそ5000マイル(約8000キロ)まではインターネット通信よりも速い計算となりました。こうなると人力でデータ輸送した方が良いのかもしれません……?


YouTubeのコメント欄には「面白いアイデアの動画で本当に気に入りました」「ピジョンジェフが空港を歩く姿が忘れられない」などの意見が集まりました。とはいえ、伝書鳩での運搬にはリスクもあるとジェフさん。ほかの生き物に襲われたり、ほかの鳩と恋に落ちたり……また3Tバイトのデータは運搬に使う従来の筒より大きく、荷物を不快に思った鳩が怒って帰ってこない可能性や、休息や食事が取れるルートの問題、伝書場とは1つの場所にしか帰ってこない問題もあるとジェフさんは述べています。
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