2006年に公開され世界中で大ヒットした映画「プラダを着た悪魔」。メリル・ストリープ演じる鬼編集長のアシスタントとして奮闘するアンドレアを演じたアン・ハサウェイと、先輩アシスタントでくしくも自身と同じ名前を持つキャラ・エミリーを演じたエミリー・ブラントは、同作で押しも押されもせぬトップスターに。アンとエミリーは米Variety紙の対談で公開から17年たった現在も根強い人気を誇る同作について語り、ファンを歓喜させています。

役柄とは反対に、すでに有名だったアンとほぼ無名だったエミリー
過去に米『VOGUE』誌で働いていたローレン・ワイズバーガー原作の同作は、メリル演じる悪魔のような編集長ミランダのアシスタントとして奇跡的に選ばれた、まるでファッションに興味のない女性アンドレアが、その不可能に思える要求に答えながら徐々に頭角を現していく物語。作中、ミランダの第1アシスタントだったエミリー(役)は、当初は目もくれなかったアンドレアがどんどんおしゃれになり実力を発揮していく中で抱く複雑な感情を見事に演じています。また、衣装はドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」で一躍有名になったパトリシア・フィールドが担当。物語に呼応して刺激的に変化し強い印象を与えた俳優たちのスタイルも話題となりました。
今回、米Variety誌の対談で再び顔を合わせたアンとエミリー。エミリーよりも先に出演が決まったというアンは、「誰がエミリー役を演じるんだろう?」と考えていたと言います。当時アンより名前を知られていなかったエミリーは、「(スタッフから)『誰も聞いたことないような馬の骨』って聞いたんでしょ?」とおどけると、アンは「あなたの名前が挙がって『イギリスから来たとても面白くてすばらしい女の子だよ』って」と説明されたことを明かします。
そしてエミリーに初めて会ったときのことを、「部屋に入って振り返ったら、あなたがいたのを覚えている。即座に思ったのはね、『何て映画スターなんだろう!』だよ」と現在ほど有名ではなかったころからエミリーがどれだけ輝きを放っていたか伝えました。
それからコーヒーを飲みに行き、アンの住んでいる近所を散歩したという2人。エミリーは当時を振り返り、自身はまだ無名でアンはすでにスターだったにもかかわらず、「あなたは私を完全に対等みたいに扱ってくれた」とアンの人柄を思わせる振る舞いに言及。
2人の友情は現在まで18年間続いており、アンはエミリーにとって最も長く付き合いがある人物の1人であるとのこと。また、同作の撮影中は「喜びの爆弾みたいな時間を過ごした」と現場がとても楽しいものであったと明かし、「私の人生を変えた映画」とどれだけ大切な作品であるか述べました。
いまだ根強い続編へのラブコール

さらに作中の印象的なセリフの1つである、自分のデスクにコーヒーが置かれていないのを見たミランダ(メリル)が「私のコーヒーがないのは何か理由があるの? 彼女死んじゃった?」というのはメリルのアドリブだったとアン。メリルについて、「その場で18ものせりふを考えていたことを覚えてる。(ナイジェル役の)スタンリー・トゥッチもそうだったし、あなたもそうだった」と回想し、「私はまるで幼稚園児みたいで、“どうしてみんなそんなにうまいの?”って感じだった」と一流の役者が集った現場の空気を語っています。
作品ファンにとっては夢のようなこの対談には、「強すぎる2人!」「また2人が一緒に何かやってくれるためなら何でもするよ」「『プラダを着た悪魔』での2人の会話はプライスレス。ありがとう、エミリーとアン、完璧な組み合わせだよ」「2人とも40代だけど、『プラダを着た悪魔』のころからずっと自然な美しさを阻害せず、とてもすてき」と彼女たちと作品への愛を伝える声が続々。
また、「2人とも言葉が明瞭で信じられないくらい。こんなに知的なのに、双方が温かくて健全なやり取りはみたことないよ」「彼女たちが一緒にいるのを見るのは幸せ」「2人がとにかくほかの人のことを褒めて褒めて褒めまくるところが大好き」など、2人のたたずまいや言葉、振る舞いが見ているだけで気持ちが良いものと評し、同誌の企画を喜ぶ人のコメントがあふれています。
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