2024年1月1日に発生した「能登半島地震」により、大きな被害を受けた石川県の能登地域。地震から1カ月半ほど経過した2月14日、土砂崩れが発生した国道249号線とその約1カ月後の様子を撮影した画像がXに投稿されました。
地震の大きさをあらためて思い知らされる一方、多大な被害を受けた道が1カ月程度で何とか整備されたことに多くの人が注目。反響を集めています。
写真を撮影し自身のX(旧Twitter)アカウントに投稿したのは、石川県で漁師をしているぎわけん(@yamaden64)さん。ぎわけんさんは実家のある愛知県に帰省中、能登半島地震が発生。石川県の住宅近くでは道路は寸断され、その後も断水が続くなど、大きな被害を受けたそうです。そのため、現在はそのまま愛知県で生活をしています。

今回撮影した画像は国道249号線、南志見の大川方面から輪島塩に向かう途中です。撮影日は1月6日と2月14日。1月の段階では崩れた土砂が道を覆っており、車両は全く行き来できません。
しかし、2月になると土砂が整理されて通路が開通。片側1車線のようですが、一旦通行可能となっています。前の状態を鑑みれば、1カ月でこれだけ復旧したのは驚くばかりです。

投稿を見た人からは「相当突貫で頑張った証拠」「作業員さん凄いな……」「建設業はほぼヒーロー業」と、その仕事ぶりに感激する声が多数寄せられていました。
しかし、ぎわけんさんによれば、石川県の自宅周辺は「道路、電気などのインフラの復旧は進んでますが家の修理等はほぼ手付かずだと思います」「ブルーシートも張られてない家が多数」であり「仮設住宅が出来ないと戻ってくる事は困難」だとねとらぼ編集部の取材に答えてくれました。
また、ぎわけんさんのように海が隆起して漁に出られない方や、仕事がない方もいるため「色々と苦渋の選択を迫られると思います」と語っています。
被災地の人たちが日常に戻れるよう、一刻も早い復旧とさらなる支援を祈っています。
画像提供:ぎわけん(@yamaden64)さん
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