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農業経営者が夏のきゅうり栽培で「暑くなったら必ずやってほしいこと3つ」をYouTubeで紹介。動画は記事作成時点で25万再生を超え、「すごく参考になってます」など話題を集めています。

動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「たわらファーム-農園ものがたり-」。同チャンネルでは、農業経営者のユースケさんが野菜の育て方を中心に、野菜を育てる楽しさを発信しています。ユースケさんは以前にも、ナス栽培で最初の「芽かき」の方法を教える動画が話題になりました(関連記事)。
今回の動画では、きゅうりの栽培で暑くなってきたら必ずやってほしい3つのことを解説しています。
きゅうりは暑さに弱い野菜
まずはきゅうり栽培の基本を解説。ユースケさんによると、きゅうりは意外にも暑さに弱い野菜なのだそうです。ナスやトマト、ピーマンを栽培するときの適正温度は25〜30度であるのに対し、きゅうりの適正温度は20〜25度です。

きゅうりは暑くなると光合成ができなくなり、エネルギーや糖がつくれなくなります。そして成長が悪くなり、実が変形しはじめます。
こうした理由により、4〜5月にきゅうりを植えた場合は、7〜8月になるときれいな実を収穫するのが難しくなります。ただし、7月ごろにきゅうりを植えた場合は、苗が若くてしっかりしていれば、8月でもきれいな実を収穫できるそうです。
以上のことを踏まえて、次はきゅうり栽培で暑くなったらやるべき3つのことを解説します。
1.芽かきをする
1つ目は「芽かき(芽留め)」です。暑くなるときゅうりは栄養を吸収できなくなるため、芽を伸ばすほどに栄養が分散されてしまいます。

そのため、樹が細い場合やきゅうりをほとんど収穫できなくなった場合は、一度全ての芽を留めるべきとのこと。芽を留めることでひとつひとつの枝に栄養が届くようになり、再び大きなきゅうりを収穫できるようになります。


2.収穫忘れに注意する
2つ目は「きゅうりの収穫忘れに注意すること」。葉っぱがたくさん育ってくると、葉っぱの裏に隠れているきゅうりを収穫し忘れてしまうことがよくあります。ユースケさんはこれを「めちゃくちゃもったいない」と解説。


きゅうりはある程度大きくなると栄養や水分を集中的に吸収します。そのため、これから大きくなる他のきゅうりに栄養や水分を届けるために、できるだけ収穫忘れがないようにしてほしいと呼びかけています。収穫忘れを防ぐためには「葉かき」など細かい作業が大切です。

3.追肥をする
そして、最後の3つ目は「追肥」です。7月は葉っぱがたくさんつくので、液体肥料を葉っぱにかけて栄養がとれるようにするのがよいそうです。


そうすることで、7月にたくさんきゅうりが収穫できるようになる他、しっかり苗が育ち、収穫期間を長くできる可能性もあるといいます。
「すごく参考になってます」と反響
動画には「やってみます」「参考になりました。色々試してみます。たくさん取れるのを期待して」「すごく参考になってます。毎年数本しか収穫出来なかったきゅうりが、今年はまだまだ元気に頑張ってくれてます」「実践的なとても面白い動画でした」などの声が寄せられています。家庭菜園などできゅうりを育てるときは、ユースケさんの動画が参考にできそうですね。
ユースケさんはこの他にも、YouTubeやInstagram(@tawarafarm)、X(旧Twitter)(@tawarafarm)で、農業に関する情報を発信しています。
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画像提供:「たわらファーム-農園ものがたり-」(@tawarafarm)さん


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