海軍カレーを原典通りに作ってみたら……。想像以上の味となったカレーの調理動画がYouTubeに投稿され、記事執筆時点で30万回の再生数、9600件以上の高評価を集めています。
投稿者はGenさん。YouTubeチャンネル「Genの炊事場 SUIJIBA」では、寸劇やユーモアをまぜながら、興味深くおいしそうな料理動画が投稿されています。
海軍カレーとは?
今回作っていくのは“海軍カレー”。海軍カレーとは、旧日本海軍で提供されたものを指し、現在では自衛隊基地付近の飲食店で提供販売されているものも含むとのことです。

海軍カレーについてGenさんが調べてみると、海軍カレーにおける全国共通のルールは見つかりませんでしたが、ある1冊の本を基本として調理していることがわかったのです。
その本が「海軍割烹術参考書」。海軍軍医であった高木兼寛が提唱した食事改革を、現場で実行するために作られた調理手引きです。現存している最古の海軍カレーはこの中に記載があります。今回はこの本と、10年後に発行された軍隊向け料理本「海軍四等主計兵厨業教科書」の2冊からオリジナルの味に迫ります。


調理スタート
まずはスープからとっていきます。肉のガラや切れ端、人参と玉ねぎの皮、ローリエと粒故障を加え、弱火で6時間煮込んでいきます。これをふきんでこせばスープの完成。少し飲んでみると「天然由来とは思えない本当に強いうまみ」と驚きのおいしさなようです。

カレールーを作っていきます。フライパンに小麦粉とバターか牛脂を加え、色が付くまで炒り、変化したらカレー粉を加えます。カレー粉は当時をイメージして、歴史あるCB社のものを使用。

しばらく練ったら、先ほどとったスープでのばしていきます。ほどよい粘度に調整できたら、牛肉と軽く炒めた野菜を加えます。まとまりが出るまで煮込み、塩コショウで調味をしたらカレーが完成です。


次にチャツネを作っていきます。詳しいレシピはわからないものの、文献を参照し林檎でチャツネを作ります。すりおろしの生姜、お酢かレモン汁、砂糖を加え、茶色いペースト状になるまで炒めます。

米はスープで炊いていきます。1時間程度浸水させ、土鍋で2合炊飯。炊きあがったお米を確認すると、少し緩い炊きあがりに見えます。食べてみると米自体が緩いわけではなく、油分によって米離れがよい、ピラフのようなパラパラな炊きあがりであることがわかりました。とろみがあって、だしがよくきいているとのこと。おいしそう……。

いざ実食! その味は……
ご飯、カレー、チャツネをお皿に盛り付けたら、いざ実食。「だしがすごく感じられる。これはおいしいわ」と大絶賛です。続けてチャツネと混ぜて食べてみると、「完成したわ」「酸味と甘みが加わると別次元」と驚きを見せていました。その後もカレーをほめちぎりながら食べ進めていくのでした。

丁寧な再現に感動の声
コメント欄では「現代の料理でもなかなか敵わないってまで褒めるってのはよっぽど旨いんやろな」「歴史も学べて最高や」「忠実に、出来るだけ当時の作り方を再現しようとする姿勢にいつも尊敬します」「これだけ丁寧に作ってあったら美味しいだろうなぁ」などの反響が集まっていました。
詳しい作り方や、海軍カレー制作の背景については動画で確認できます。
画像提供:YouTubeチャンネル「Genの炊事場 SUIJIBA」
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