ねとらぼ

これは激レア。

予想外の反響にびっくり

―― あらためて、該当のお札を見つけたときの状況を教えてください。また投稿した際にバズることは想定していましたか?

ヒソカ・モロゥーさん: 新札発行のニュースでAA-AA券(編集部注:初期に製造されたことを表す記番号)が注目されていたので、地元の銀行で製造進捗状況の確認も兼ねて300枚あまり両替して調べました。手に取って記番号を確認しながら数えていると1枚手に違和感を覚え、よく見たら角の部分がはがれていました。面白いと思い、Xに投稿しました。

 予想外の反響で、バズって驚きました。大半が「すごいエラーだ」「お宝当てましたね」といった称賛や驚嘆の言葉でした。

―― その後、該当のお札について何か明らかになったことはありますか? また現在、該当のお札は引き続き手元にありますでしょうか?

ヒソカ・モロゥーさん: 自然剥離と人為的な「はがし」との違いが分かりました。自然剥離ははがれた面が毛羽立っていませんが、人為的はがしの場合、はがした面が毛羽立って不均等になっています。

 現物は現在も手元に保存しています。人為的はがしとの違いを説明するためにも、資料として大切だからです。

―― 他にも古いコインを収集されているようですが、特にイチオシのものや、最近のお気に入りなどあれば教えてください。

ヒソカ・モロゥーさん: 明治26年(1893年)に古泉家が作った泉譜の原品である和同開珎(銀銭)、昭和11年(1936年)に満州国で試作された壹圓見本貨(満州中央銀行奉天造幣廠 本位銀貨 壹圓試作貨)、Yahoo!オークションの雑銭ロットから掘り出した慶長小判の逆打などです。ちなみに、壹圓見本貨は現存1枚の珍品となっています。また、1枚の1万円札が完全に2枚に剥離したエラー札も持っています。

1893年の和同開珎

お札の不良品
お札の不良品
お札の不良品
お札の不良品

1936年の壹圓見本貨

お札の不良品
お札の不良品

慶長小判の逆打

お札の不良品
お札の不良品
お札の不良品

エラー札

お札の不良品
お札の不良品

画像提供:ヒソカ・モロゥー(@upo7Z3jjs85VXj0)さん

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